還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

ホルター心電計の検査結果

2010年10月17日 | 入院前
6月29日に取り外したホルター心電計の結果を、7月10日にヴォーリズ記念病院に聞きに行きました。
取り外したホルター心電計は24時間の心電図と血圧のデータが記録されていてデータ量は膨大にあるので、解析に時間がかかるようですね。
早送りして解析するんですね。

昔のホルター心電計はカセットテープに記録していたようですが、現在のものはメモリカードに記録されます。したがってテープを駆動するメカニズムがないので静かです。

結果ですが、不整脈は24時間で6発だったそうです。
えっ、ゼロじゃないの?
不整脈を自覚したことがないので、ちょっと意外でした。
この不整脈はランダムに起こる期外収縮と言われるもので、健康な人でも毎日数発はあるそうです。したがって6発くらいなら健康な人並みで、全く問題はないそうです。
そういえば昔読んだ本か何かに、不整脈の全くない人はいない、と書いてあったのを思い出しました。
なるほど、そういうことか・・・・と納得しました。
そして年齢の数ぐらいは期外収縮があっても、何ら不思議はないそうです。
だったら6発の私は優秀・・・・(笑)

他のデータについては・・・・
就寝中の脈拍は45まで落ちていました(ずいぶんと落ちるものなんですね)。
最大値は110ぐらいでしたが時刻がいつだったのかは聞き逃しました。
安静時で60を少し切るぐらいです。

血圧は正常でした。
血圧は毎正時に自動測定されるのですが、腕に巻かれているカフ(帯のようなもの)に毎正時に空気が送り込まれて圧迫されるため、眠りが浅いと目が醒めてしまいます。
それでなくても電極や機械やカフがじゃまで、なかなか眠れないんですよね。
夜中の1時までは血圧測定の度に目が醒めましたし、朝方の4時以降も目が醒めました。したがって2時と3時だけ眠りの中で血圧が測定されたことになります。

私が手術することになったことは、滋賀医大の浅井先生からヴォーリズ記念病院の寺尾先生に、電話連絡されたそうです。
弁以外、全体的に特に異常はないとのことで、心臓が元気な今のうちに弁を治しておけば天寿を全う出来ますよと、お墨付きをいただきました。
この言葉・・・・なんだかうれしくなりましたよ。
(どの先生も乗せるの上手いなあ)

それから次の一言もとても印象に残っています。ニコニコしながら
「手術がすめば病人扱いしてくれませんヨ!」
確かに病人扱いは、ICUから退室して一般病棟で寝転がるまででしたね。
寝転がるとまもなくリハビリ科から先生が来られて、さっそくリハビリが始まりましたから。
「豆パパさん、少しでも歩きませんか?」
えー、そんなあ、こんなにシンドイのに・・・・とめげそうになりましたが、結果的にはそれが良かったと思います。