還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

入院前最後の外来診察

2010年10月20日 | 入院前
いよいよ、具体的な日程を決める診察日(8月23日)になりました。
実は、この日がくるのを首を長くして待っていたんです。
6月末の診察以来、2ヶ月近く間が空いていました。その間に浅井先生の9月の手術予定が埋まってしまわないか、ある時気がつきまして、埋まってたらどうしよー・・・・
延びたらいやだなあ~~

でも今さら悩んでも仕方がありません。それは忘れたことにしました(笑)
受付の後9時半頃呼ばれ、診察室に入りました。まずは聴診から・・・・
今日は浅井先生から心音を聞いてみますか? と、聴診器を渡されそうになりました。
少し前に聴診器を買ったので心音はよく聞いており、パソコンに録音もしましたので、と言うと先生は笑いながらそれ以上は勧めませんでした。そんなことする患者は少ないでしょうね。
聴診器とマイクでしめて1万4千円ほどかかったのですが、将来娘に子供が宿ったとき、赤ちゃんの心音を聞いたり、録音したりできるのですよ。・・・って、後付けの理屈。

日程ですがいろいろと調整の結果、
入院は9月7日
手術は9月14日
退院は9月25か26日ごろ
と決まりました。
術後10日ほどで退院できるんだぁ・・・・ホンマかいな、この時は半信半疑でした。
実際、10日で退院できましたので二度びっくり。
その月のうちに全部すむと費用的にも助かるんですよね。

入院日が決まったので後は事務手続きと簡単な病理検査です。
検査は採血と心電図、それにレントゲン撮影をしました。
心電計もレントゲン装置も外国製でした。ドイツ製とアメリカ製。
私の仕事は医療機器とは関係ないのですが、どこ製なのかいささか気になります。

検査終了後外来受付に戻りしばらく待つと、診察室に呼ばれました。
病棟医長の鈴木先生から手術の説明を聞きました。
リスクは最低レベルで成功率は限りなく100%に近い、とのことです。
自宅療養は短くて良く、すぐ社会復帰できますよ、とも聞きましたが、本当かなあ?
3カ月程度は薬を飲む必要があるが、その後は年に1回の検査以外薬も不要で健康体に戻れると、聞きました。
この先生も本当に乗せるの上手いです。
手術後に以前のような健康体に戻れるのかと思うと、なんだかワクワクしてきました。
さて、ここで会社に提出する診断書を依頼しなければならなかったのですが、すっかり失念していました。喜びすぎたんでしょうか?

会計窓口に並んで何気なくカバンの中をチェックしてみると、診断書のもらい忘れに気がついて、あーーー、バタバタ心臓血管外科外来に戻りました。
病人は走っちゃいけません(笑)
用件を伝えて鈴木先生に書いていただきました。

診断書の要旨は
(傷病名) 僧帽弁閉鎖不全症
 上記のため9/7入院、9/14手術予定。術後2週間の入院と、退院後約一ヶ月程度の自宅療養が必要である見込み。
と書かれていました。
これを入院までに会社に提出しなければなりません。
一週間以上病気またはケガで欠勤または休暇を取る場合は、医師の診断書が必要となっているんです。

この日はD病棟6階の展望レストランで昼食することにしていました。
奥のテーブルは外を見ながら食べられるように窓に沿ったカウンター席になっています。
琵琶湖を見ながら800円のカツ丼を食べました。なかなか良い眺めです。

ところで、帰りのバスに乗った後で以下のことを聞くのを忘れたことを思い出しました。
その1:手術のビデオ撮影はないのか?
その2:ブログ開設する場合、先生の名前を出して良いか?
この2点ですが、入院してから聞いてみよう。
しかし国立の医大附属病院なので難しいかもと思っていました。