還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

入院初日--9月7日(火)

2010年10月23日 | 入院(手術前)
病院からは特に連絡がなかったので、予定通り9月7日に入院しました。この日は火曜日だったのですが、会社は月曜日から休みを取らせてくれました。病気すると腫れ物に触るみたいに皆さん、優しいです。
治った後のことはこの際考えないでおこう(笑)

病院には午前10時までに来るよう指定されていました。滋賀医大附属病院は入院も退院も原則10時となっています。
妻と2人で電車(JR東海道線瀬田駅降車)とバス(帝産バス病院行き終点で降車)を乗り継ぎ、10時少し前に病院に到着しました。入院受付で手続きを済ませると(健康保健限度額適用認定証はここで渡します)、心臓血管外科の3D病棟を案内されました。またリストバンドを渡されました。

バンドには名前(漢字とカタカナ)と診察券番号(ID)、生年月日とQRコードが印刷されています。このQRコードを携帯電話のバーコードリーダーで読んでみると、何のことはない診察券番号でした。

3D病棟のスタッフステーション(ナースステーションとほぼ同義)に行き、名前を名乗るとまず担当看護師さんにリストバンドを左手首に巻き付けられました。つづいて病室(D310号室:4人部屋)に案内されました。
病室で荷物の整理を妻がやってくれている間に指定のパジャマに着替えました。もう退院まで普通の服は着られません。

ベッドにかかっていたネームプレートです。

さっそく血糖値の測定が行われ、97という値でした。
トイレは各病室にあるのですが、続いて蓄尿の指導を受けました。蓄尿とは用を足すとき指定のビーカーに取り、測定器に通して尿量管理をすることを言います。これは毎回行いデータはLANでナースステーションに送られ、パソコンで管理されます。回数と量と。なお比重も測定されています。
蓄尿は心臓血管外科の患者だけなので4人のうち私1人でした。

ちなみに他サイトやブログで書かれていることの多いハートハガーのことを聞いてみましたが、そのようなツールは当院では使用しないとのことで、実際売店でも見かけませんでした。
痛みをどうやって緩和したかはまた追々。

昼食は冷やしうどん、五目ご飯、なすとインゲンの煮付けでした。
味が薄いです。これから退院まで「健康食」になります。
妻は院内の展望レストランに食べに行きました。うらやましかったです(笑)

午後、各種書類を渡されました。
入院スケジュール

入院診療計画書

この計画書では入院期間は4週間になっていました。
渡された書類はまだまだありますが、省略します。

まあ、こんな感じで入院から退院までのおよそのイメージをつかむことができます。イメージトレーニングに良いですね。
このスケジュールは特に手術までは毎日見てました。逆に術後はほとんど見なくなりました。
見るどころじゃなかった・・・・いろいろ忙しく? なりましたので。

妻帰宅後、4時前に担当医看護師さんより3D病棟を案内いただきました。
デイルームとか給茶器、浴室、シャワールームの場所、使い方についてなどなど。
浴室、シャワーは予約表に名前と時間帯を書き入れると、使用できます。
早い者勝ちです。

その後4時半にCT検査が入りました。検査室まで歩いていき、検査後も歩いて帰りました。
検査室を出る前、1人で来られたのですか? 1人で帰れますか? と心配されました。
この病院は広いので歩くのはけっこうな距離になります。
CT検査は頭部と胸部に分けて撮影されましたが、胸部の撮影時は息を止めました。