還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

手術日--9月14日(火)-4

2010年11月08日 | 入院(手術~ICU)
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ところで弁形成が終わった段階で、浅井先生は手術室を出られました。
家族待合室で待機していた妻と娘が、看護師さんからカンファレンスルームに案内されました。

時間が9時前に遡りますが手術室の入り口で私と別れた妻と娘は、病棟にあるドアがピンク色の家族待合室でしばらくテレビ見たりしゃべったりしていましたが、さすがに時間を持て余したようで、レストラン併設の喫茶店に移動しお茶していました。
食事もしたのかな?
やがてそろそろと・・・家族待合室に戻ってしばらく経ったところに、看護師さんから呼び出しがかかったわけです。

カンファレンスルームでは、サーバーに保存されている手術映像をモニターに映し出しながら先生自ら妻と娘に説明下さいました。
妻達にしてみれば、弁など全く初めて見る映像のはずですからどのくらい理解できたのか?
そしてこの時初めて、心房中隔欠損の話が出たそうです。
大きさも3ミリ程度と小さいものだったので、検査では見つからなかったのですね。
3ミリ程度なら病気とも言えないくらいですが、それにしてもいろいろある私の心臓です。

今朝手術室に行く前に先生が病室に来られたとき、弁の手術が終われば家族の方には映像を映しながら説明しますので、と仰ってたのですが、そこには当然私はいないので(笑)、しかし私にも知る権利があるのではないだろうか、ということでそのビデオ、私も見たいと手を上げてみました。
ご希望でしたら退院までに時間取って説明しましょう、と言ってくださいました。

さて、手術終了後私はストレッチャーで隣のICUに運ばれました。
ICUの出入り口ですが、手術室からは別のドアを通るのかもしれません。
これは廊下から見たICUのドアです。

とりたてて特別なドアではありませんね。

私がICUに落ち着いた後、妻と娘はICUに案内されました。モニターに映し出される心電波形や血圧等の数値の説明を受けて、問題なく経過していますとのこと。その後娘がカメラを取りだして何枚か写させてもらいました。

ICUで眠っている私です。

奥にモニターが見えますが、以下の項目などをリアルタイムでモニタリングしています。
動脈血圧、中心静脈圧、肺動脈圧、酸素飽和度、尿量その他
左手首の動脈カテーテルで多分動脈血圧
首にも何かつながっていたのですが、点滴だったようです。
とても全部は把握しきれない・・・・

ちなみに、酸素飽和度は100%でした。
麻酔中は人工呼吸器で呼吸しますが、空気ではなく酸素呼吸なのですね。
空気呼吸では100%にはならないそうです。99%が精一杯。

これは人工呼吸器です。


ドイツはマッケ社製のSERVO-iシリーズのようです。

退院後、写真データを娘からもらいましたが、あらためて術後の管理レベルの高さというものを感じました。これだけやっていただければ、まあ滅多なことはないなあと、安心できますね。