還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

弁膜症の推定患者数

2012年03月24日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
先日というか……かなり前に見た健康情報番組によると、日本国内で心臓弁膜症の推定患者数は200万人だそうです。
手術を受けているのはそのうち約1万人/年。。

1億2000万分の200万ですから、大体60人に1人が心臓弁に問題を抱えているわけですね。
60人当たり1人というと案外多い数だと思いませんか?

しかし、手術が必要になる患者は200万分の1万で、患者数を母数にすると毎年200人に1人の割合になります。

で、寿命を85年とすると手術人口は85万人。
単純計算では85年で日本人が入れ替わることとなるのですが、そのスパンで考えると手術が必要になるのは1億2000万分の85万となり、これは
140人に1人が弁膜症手術を受ける計算になります。

心臓疾患で手術の最も多いのは心筋梗塞です。
心臓手術件数全体では年間4万件ぐらいだそうで、これから計算すると40人に1人が心臓の手術を受けるハメになるという…
40人に1人というと多い感じがしますよね。だいたい学校のクラス当たりで1人という勘定ですね。

僧帽弁閉鎖不全症は近年増加しているそうですが、原因のひとつとして高齢化が言われています。実際手術件数のうち、60歳未満の患者の割合は10%にも満たないので高齢化が原因というのはその通りなのでしょうけど、大概の病気は高齢化が原因になり得ますから、原因は高齢化だというのは、人は必ず死ぬと言っているのとあまり変わりはありません。

既に退職した人の中で親しかった会社のバドミントン仲間の1人は、心筋梗塞でバイパス手術を受けたと風の便りに聞きました。
四歳年上の元上司は仕事中に席で脳出血で倒れ救急車で運ばれましたし、一歳年下のある人は胃ガンで手術。
交通事故で頭蓋骨骨折して大手術を受けた人もいたし、私の周囲には大手術経験者が多いような気がします。

心筋梗塞や脳血管の疾患は生活習慣でかなりリスクは減らせます。
残りの人生、病院に入り浸りにならないよう気をつけよう。