還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

46回目の外来受診

2015年07月03日 | 手術後の外来診察
7月3日は5月8日以来の、ヴォーリズ記念病院循環器科の受診日でした。久しぶりに朝食抜きで、今回のメニューは採血、レントゲン、心電図の検査付きでした。前回撮影結果では心胸郭比(CTR)が41%となっており、少し気になっていたので今回の写真と2枚並べていただきました。並べてみると、今回の写真の方がスリムな心臓です。
それぞれモニター画面でCTRを計算していただくと、
前回 41%
今回 39%

でした。この違いは横隔膜の位置の違いが原因だそうで、撮影時に息を吸って止めるとき毎回同じにはならないので、3%の違いは誤差の範囲なのだそうです。思い切り息を吸って横隔膜を下げると、心臓が下に引っ張られて上下に伸びる形になります。そうなればCTRは小さく出ます。

逆に息を思い切り吐くと横隔膜の位置が高くなるわけで、それでレントゲンを撮ると心臓が横に広がって誰でも心拡大になりますよ、とのことです。

心電図は問題なし、右脚ブロックは出ていますが、これは寿命に全く影響しないことが知られているので・・・・つまり全く気にしなくても良いということです。
心電図検査時の脈拍は50ジャスト。徐脈ギリギリですが、特に自覚症状が無ければ問題は無いとのことです。

採決の結果がわかるのは次回です。

以下
聴診 異常なし
血圧 126/70
酸素飽和度 98%
脈拍 47~53
という結果でした。

6月中旬に受けた市の特定健診時の聴診において、雑音はない心音だが健康な人の心音とは異なる、との指摘がありました。その時に聞けば良かったのですが、今回尋ねてみたところ

ものすごく小さいレベルの心雑音はある、心雑音のレベルは6段階で判定するが、あなたの心雑音は僧帽弁収縮早期雑音と言って、レベル的には6段階の1(1/6)なのですごく小さい、これはしっかりよく聞かないとわからない。弁形成術では漏れを完璧に0にすることは難しく、多少は残ってしまう

と言うお話でした。
それから術後は心筋は堅くなるので、柔らかくなるまでは脈拍が多くなるともお聞きしました。

最後におくすり手帳ですが投薬が1種類になってから、おくすり手帳に貼る処方シールをもらうのを止めました。これで支払いは少しだけ安くなりました。やめてからほぼ1年になりますが、今まで毎回薬局でおくすり手帳は? と聞かれていたのです。それが今回初めて聞かれませんでした。

いつか複数の薬を処方されるようになれば、おくすり手帳は再開するつもりです。