悪夢の一日1

今月のマメの定期検診も安定した眼圧で異常なしという
ことでホッと胸をなでおろしたけど、4ヶ月半前の事を
思い出すとゾっとするわ。

正月が終わってやっと普通の生活に戻ってきたある日のこと
急にマメの左目が開かんようになってものすごくしんどそう
にしだした。

（おかあちゃん、痛いよ～痛いよ～と訴えてたマメ）

右目も開けにくそうや。食欲もない。大好物の鶏のささみを
茹でて手でちぎって無理矢理たべさせた。夜の診療時間が
終了間近だったので次の朝ぐったりなったマメを自転車に
乗せて近くの動物病院へ行った。
「左目の眼圧が異常に上がってます。通常20以下の数値が
60まで上昇しています。」と言われて眼圧を下げる点滴を
1時間して眼圧を下げる点眼薬をもらいその日は様子を
みましょうと言われ家に連れて帰った。その日の夜は
おやつも前の日よりは少し食べれるようになっていた。


（点滴に耐えるマメ）


次の日少しましになった様子のマメを病院に連れて行って検査して
もらうと「数値が全く下がってません！昨日より痛がらなかった
のは激しい痛みに慣れて来たからです。動物の痛みに対する
慣れというのはすごいものがあります。人間だったら
とうてい耐えられない痛みです。緑内障になっている
可能性が高いです。このままだと失明して義眼を入れないと
いけないかもしれません！すぐに八尾の眼科専門病院に行って下さい！」

失神しそうになる気持ちをなんとか、おさえながらオカンは
オトンに電話した。「マメが失明しそうや！軽トラ出して！」

オトンの返事は「無理や！仕事中や！セレブ宮田さんに電話して頼んでくれ！」