うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

約束という、覚悟

2018年01月13日 | おたまの事

先日、

久しぶりに会った、昔の同僚は、

実は、カメラに詳しい年下男子だったって話だ。

 

おはようございます。

だったら、

写真の世界を教えてよと、ファミレスで会う約束をしたのだ。

「その時、おかっぱさんの撮った写真を見せて欲しいです。

楽しみです。」と言われて、持って行く約束をして、

舞い上がって、思わず、

これを現像して持って行った。

もちろん、年賀状も持って行った。

「しまった!これは、私が撮影したのじゃなかった。

私が撮影されたのだった。間違えた、ごめん。」

そう謝るも、同僚の耳には届いていない様子だった。

 

必死にフォローしようと話し続ける年下男子の戸惑った表情が、

なんだか、面白くて堪らなかった。

図らずも、

私の中の変態が、密かに騒いだ夜であった。

 

という訳で、

今日は、我が家の年下男子の話だ。

おたまは、生後約3週間で、我が家にやって来た。

子猫にしては、やけに大人しい子で、

そして、

いつまで経ってもドライフードを食べようとしない。

どこか具合が悪いのかもと病院へ行っても、

獣医からは、

「この子は、こういう性格なんじゃないかな?

ドライはね、それだけ出して、食べるまで放っておけばいいよ。

2日もすれば、食べるようになるからさ。」と言われた。

私も、そうだよねって思ったのだ。

 

いつかは食べるだろうと高を括っていた私は、

セオリー通りの給餌を続けた。

しかし、

あらゆる方法で、ドライを食べさせようとすれど、

おたまは、決して食べようとはしない。

その頃の我が家には、

様々な種類のドライフードが並んでいた。

うんこが、大喜びだ。うんこが。

 

さすがの私も、鬼になった。

ドライだけを皿に入れ、放っておいた。

徹底的に放っておいたのだ。

それでも、おたまは、ドライを食べようとはしなかった。

そして3日目、おたまはベッドから動こうともしなくなった。

 

ごめんな、もういいな。

そう言いながら、ウェットを手ですくって食べさせた。

 

結局、おたまは、

産まれてから、今までの3年間、

一粒もドライフードを食べずに過ごしている。

ウェットフードだけでは栄養が偏ったり不足する。

それを防ぐために、ウェットの種類を変えながら、

1日に、4~5回の給餌が必要となる。

そして、これは、かなりの費用が掛かる。

よせばいいのに、先日、思わず計算してしまったら、

1か月の食費が、おたまだけで2万円以上だった。

笑っちゃった。

って、君は、お刺身は食べるんだよな。

 

お刺身、大好きだよな。

 

真剣だな。

 

熱い視線で、刺身が焼けそう・・・

 

お前を拾った日、病院へ行ったら、お腹がパンパンで、

かき出してみれば、砂利ばかりだった。

じゃりじゃりと、音のするモンは、

充分、食べたんだよな、もう充分なんだよな。

私とおたまの約束は、

決して、飢えさせない事。

決して、放っておかない事。

死ぬまで、離さない事。

そして、

約束を破らない事、だ。