先日、
久しぶりに会った、昔の同僚は、
実は、カメラに詳しい年下男子だったって話だ。
おはようございます。
だったら、
写真の世界を教えてよと、ファミレスで会う約束をしたのだ。
「その時、おかっぱさんの撮った写真を見せて欲しいです。
楽しみです。」と言われて、持って行く約束をして、
舞い上がって、思わず、
これを現像して持って行った。
もちろん、年賀状も持って行った。
「しまった!これは、私が撮影したのじゃなかった。
私が撮影されたのだった。間違えた、ごめん。」
そう謝るも、同僚の耳には届いていない様子だった。
必死にフォローしようと話し続ける年下男子の戸惑った表情が、
なんだか、面白くて堪らなかった。
図らずも、
私の中の変態が、密かに騒いだ夜であった。
という訳で、
今日は、我が家の年下男子の話だ。
おたまは、生後約3週間で、我が家にやって来た。
子猫にしては、やけに大人しい子で、
そして、
いつまで経ってもドライフードを食べようとしない。
どこか具合が悪いのかもと病院へ行っても、
獣医からは、
「この子は、こういう性格なんじゃないかな?
ドライはね、それだけ出して、食べるまで放っておけばいいよ。
2日もすれば、食べるようになるからさ。」と言われた。
私も、そうだよねって思ったのだ。
いつかは食べるだろうと高を括っていた私は、
セオリー通りの給餌を続けた。
しかし、
あらゆる方法で、ドライを食べさせようとすれど、
おたまは、決して食べようとはしない。
その頃の我が家には、
様々な種類のドライフードが並んでいた。
うんこが、大喜びだ。うんこが。
さすがの私も、鬼になった。
ドライだけを皿に入れ、放っておいた。
徹底的に放っておいたのだ。
それでも、おたまは、ドライを食べようとはしなかった。
そして3日目、おたまはベッドから動こうともしなくなった。
ごめんな、もういいな。
そう言いながら、ウェットを手ですくって食べさせた。
結局、おたまは、
産まれてから、今までの3年間、
一粒もドライフードを食べずに過ごしている。
ウェットフードだけでは栄養が偏ったり不足する。
それを防ぐために、ウェットの種類を変えながら、
1日に、4~5回の給餌が必要となる。
そして、これは、かなりの費用が掛かる。
よせばいいのに、先日、思わず計算してしまったら、
1か月の食費が、おたまだけで2万円以上だった。
笑っちゃった。
って、君は、お刺身は食べるんだよな。
お刺身、大好きだよな。
真剣だな。
熱い視線で、刺身が焼けそう・・・
お前を拾った日、病院へ行ったら、お腹がパンパンで、
かき出してみれば、砂利ばかりだった。
じゃりじゃりと、音のするモンは、
充分、食べたんだよな、もう充分なんだよな。
私とおたまの約束は、
決して、飢えさせない事。
決して、放っておかない事。
死ぬまで、離さない事。
そして、
約束を破らない事、だ。