うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

4月1日のたくさんの嘘 ※追記があります。

2018年04月03日 | 日記

今年は、

何かと出かける機会に恵まれている。

これは、大変、有難い事なのだが・・・

 

おはようございます。

数年ぶりに花見に出かけた、次の次の日、

私のふくらはぎは、すっかり筋肉痛に見舞われていた。

次の日ではなく、次の次の日だ。

そういう、お年頃だ、さすが!わしだ!

 

その日はちょうど、日曜日。

ゆっくり癒そうと思っていたが、

不意にお誘いのメールが届いた。

都会で、ランチとか、すげー楽しそう!

そう思い、二つ返事で、誘いを受けた。

 

何を着ようかと、考えた私は、

長らくタンスの奥底に眠っていた、

ピンクのワンピースを手に取った。

私が着る衣服は、いつも大体、モノトーンだ。

安心のモノトーン。

それが、何を思ってピンクを?と思いを馳せ、

「これを買った時の私のテンション、凄かった!」

と、当時の高揚感を取り戻したまま、それに袖を通した。

そして、

鏡に映った自分が、あまりに似合っていない事に、

思わず「うそでしょ?」と呟いたが、もう時間がない。

私は、ピンクのワンピースを着たまま、

ハイヒールを履いて、電車に乗り込んだ。

 

そこで、ようやく、自分の足が震えている事に気づく。

筋肉痛で弱っている、ふくらはぎのせいだ。

とはいえ、今更、四の五の言っていられない。

私は、辿り着いた駅を降り、

待ち合わせ場所へ、多くの人を縫うように足早で向かった。

生まれたての野生のヌーが、

自然の脅威に負けてなるものかと必死で歩くかのごとく、

私は、震える足で歩いた。

ちなみに、ヌーとは、アフリカに居る、

野生のウシ科の動物です。

 

ついに辿り着いた、その場所も、

やはり、人が多くて、なかなか友人が見つからない。

「うそでしょ?すごい人」とブツブツ言いながら、

私は、カバンからガラケーを取り出し、

電話をしようかと思ったが、老眼で画面が見えない。

「うん、もう!うそでしょ!?」と、苛立ち、再び友人を探した。

 

すると、遠くに、見覚えのある顔が。

「あぁぁ~、どもども~」と手を振り、

互いに近づきながら、友人は、

「筋肉痛って、メールで言ってたけど、だいじょ」

と、そこまで言ったかどうかの時、

私の右の靴底、取れた!

「うそでしょーーー!?」と

一旦、叫んで地面に崩れ落ちた私は、

「大丈夫、大丈夫」と平静を装ったが、

友人は、「いやいやいや、うそでしょ?大丈夫じゃないでしょ?」と。

それでも私は、頑として

「大丈夫だって~、行こう行こう」と

右足をズズズーっと引きずった状態を保ったまま、歩き出す。

「いや、ちょっと待って」と、

戸惑いを隠せない友人の手を引く、私の手が、

また次の瞬間、払うように離れた。

私の左の靴底、取れた。

「うそでしょーーーー!?」と、さらに大きな声で叫びながら

再度、地面に崩れ落ちて、私はようやく理解した。

これは、お手上げだ!

私は、その時の最善を尽くすべく、

剥がれた靴底を、力の限り引っ張って剝がそうと試みながら、

「ちょっと待ってね。カスタマイズするわね。

これをね、こうして、引っぺがしたらいいじゃんね?」と

言いつつ、

ちょっと手伝ってと言わんばかりに、

片方の靴を、目配せしながら友人に手渡した。

すると、友人は、

「いや、おかっぱちゃん!うそでしょ!?」と、驚き、

裸足の私を近くの喫茶店へ誘い、椅子に座らせてから、

「ここで、ちょっと待っててね。とにかく動かないで!」

そう告げて、どこかへ走って行った。

 

エイプリルフールの4月1日。

あの日は、うそでしょー?を何度も言った1日だった。

うんこさん?うそでしょ?

うんこ「うんちゃん、ここ入れるのよ」

無理無理、それは無理だってばさ。

 

うんこ「もう、入ってるよ、うふふ」

うそーん、入ってないじゃん!

 

うんこ「うそー?ちゃーんと入ってるじゃない、母さん」

うそーん?!

あの後、

数分後、友人は、可愛いツッカケを手に、戻って来てくれた。

私は、もちろん、

「うそー!?ありがとう~」と目を潤ませたって訳だ。

 

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北海道夕張市の、とあるお家で、

可愛い猫さん達が、行き場を失いかけております。

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清潔なベッドとご飯に水、優しく撫ぜる手。

そして、

こんな事、当たり前だと思ってくれる、大きな愛が、

どうか、この子達に届きます様に。