うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

永遠の恋?

2023年08月16日 | チャー坊のこと

髪をバッサリ切った。

 

おはようございます。

「短く切っちゃってください。」

そう伝えると美容師は、

「いいの?ショートカットにするって感じですか?」

と心配そうに言ったから、私は照れ笑いしながら、

「失恋しちゃったんですよぉ。失恋。だからバッサリ行っちゃってください。」

と言った。

それを聞いた美容師は、腑に落ちた風に、

「だったら、勢いよく行っちゃいますよ!」

と微笑んだ。

私は、恋する相手を失った。

けれど、それがオス猫だなんて、とても言えなかった。

 

チャー坊が逝った月曜日から、4回目の月曜日。

以前から予約していた美容院へ出かけた。

髪を短く切るつもりは無かった。

予約時間より早く到着してしまい、しばらく車内で待っていると、

服に、茶色の汚れがへばり付いていた。

指でつまんでみると、それは汚れではなく埃だった。

「まさか。あれから3週間も経っているのに・・・」

親指と人差し指の感触で、埃の正体を探る。

慎重に探る。

「これは、チャー坊だ。」

衣服にへばり付いていた埃は、チャー坊の抜け毛だった。

私は、それをティッシュに包んでバッグに入れた。

その時流れてきた曲の歌詞に、私は吹っ切れた気持ちになって、

「よし!」

と、勢いよく車を飛び出した。

 

『 帰り道 アスファルト 立ち尽くす男 「私は私だ」と言いたいのは俺
  ハードボイルドな猫 ここじゃないどこかへ旅に出たのでしょう
  どうか どうか元気で
  永遠について考えるのはいつも 永遠に続かないものに気づく時だけ
  偉いはずの神様も王様も姿を変えていくなら
  運命も奇跡もいつだってこの手の中
  Be-Bop-A-Lura 永遠ってなんだ そりゃ言葉でしかないんだろうね
  Be-Bop-A-Lura 愛しいものがある時は ただそれだけでいいから
  Be-Bop-A-Lura 一瞬でいいんだ 一瞬のために生きてゆける
  Be-Bop-A-Lura 儚い幻の永遠よ
  お前の指図は受けない 馬鹿でいいもんね ルララララ

  もういない君に教わった 大袈裟かな 二度と会えないのだろうか 永遠に
  いや きっといつかどこかで 今はバイバイ

               引用: The cat is Hrd-boiled    by-aflood of circle 』

 

私の恋は、まだ続く。