あと、もう少しだ。
チャー坊、あと、もう少しだからね。
私は、そう声を掛けた。
おはようございます。
チャー坊は、そろそろ準備を始めた。
あと、もう少しで逝ってしまう。
逝かせてやらないと。
いやでも、また復活してくれるかもしれないじゃないか。
そんな思いが交錯している。
だから私は、今日も昨日と変わらず、
チャー坊の内耳に縊り付いて剥がれない汚れを拭いてやるのだ。
何年分か分からない、漆みたいな頑固な汚れだ。
それを綺麗にするには、とっても時間が掛かるんだ。
いつか・・・いつかピカピカの綺麗な耳になりますように。
そう願いながら耳を拭いていると、チャー坊は気持ちよさそうに顔を上げる。
まだ、反応がある。
いいぞ、チャー坊!
流石だ、チャー坊!
だけど、もう、強制給餌はしない。
チャー坊、もう少しだからね。
今の気持ちって、鉛が身体に乗っているような、
穏やかなチャー坊の顔を見ると泣きたくなるような、
それでいて、心は風の無い海のような、
不思議な感覚ですよね。
チャー坊の瞳はとても穏やかですね。
そんな顔が出来て良かった^^
チャ〜坊♪おかっぱに抱かれて、おかっぱさんの匂いに包まれて、幸せ噛み締めてるんだね😃
おかっぱさんにうんと甘えて、いっぱい撫で撫でしてもらいなよ😃
そう思いながらもやはり涙がでてしまいます。
でもきっとチャー坊も自分は幸せだと思っているはずです(*˘︶˘*).。.:*♡
チャー坊、おかっぱさんの温かいお膝の上で、穏やかな時間をすごしてね
最後まで寄り添ってあげる事が、チャー坊のやっと辿り着いた幸せなのかな。
一生を辛いまま終わる猫さんもいれば、こうして最後は温かく優しい人に見守られながら眠りにつける猫さんもいる。
私が言う事でもないですが、チャー坊を保護してくださって、ありがとうございます🙇
きっと、チャー坊が一番そう思っています😺💕
ただただ、それだけを祈ってます。
今日も可愛いお顔♡
おかっぱさんの膝の上で幸せそう。
どうかどうか最後まで、穏やかな時間が流れますように。