うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

きく、極楽から豚ゴリラと叫ぶ(ちょっと修正)

2020年06月01日 | きくの事

今日から、6月だ。

ということは、梅雨も来るのかな~?

 

6月は、きくさんだーーー!

きくは、猫が大っ嫌いな猫だったなぁ。

 

おはようございます。

お久しぶりのきくよ。

おい、ぶさいく(おかっぱの事)!

肝心の目力が隠れとるやないか!!

 

そう、あたしは、うめさん以外の猫が大っ嫌いだったわ。

あたしは、うめさんが居れば、それだけで幸せだった。

100歩譲って、よねは居ても悪くないと思っていたけど、

豚ゴリラ(おかっぱの事)のせいで、あたしは大変な一生を過ごしたわ。

母親とはぐれたあたしは、だからって泣かなかったわ。

人間なんかに捕まって、どこに連れていかれるか怖かったけど、

歯を食いしばってた。

連れていかれた家では、ふわふわな大きな猫が居て、

うわっ、やられるって思ったけど、ふわふわは優しくあたしを舐めてくれた。

それが、うめさんよ。

そして、あたしに囁いたの。

「いいかい?あの人間といれば、

お前はもう決して、腹を空かせて泣くことはないんだよ。

何も気を使う必要はないさ。

お前は、ここでお前らしく生きて行けばいいんだ。」

 

だから、あたしは、あたしを貫いたわ。

土気色したカナヅチカッパ(おかっぱの事)は、嫌がらせのように

猫を次から次へと連れてきた。

 

生ける屍(おかっぱの事)は、

その都度、あたしに土下座してたもんだわ。

怒鳴り散らすあたしに、おろおろしちゃってさ。

さすがトンチンカン出っ歯(おかっぱの事)だ。

自業自得だって、何度も言ってやったわ。

 

あたしの事なんて、いつも放ったらかしてさ。

本当は、腹が痛い時だってあったし、体がだるい時だってあった。

歯が痛くって、抜けちゃった時もある。

それでも、おおざっぱ部門無差別級チャンピオン(おかっぱの事)は、

何にも気付かないで、ボケッとしていたわ。

あたしを連れてきたくせに、役立たずめ。

単細胞より単細胞(おかっぱの事)なんかに頼ってられないから、

あたしは自分の事は、自力で乗り切ってきた。

 

でも、

うめさんが居なくなって、あたしは混乱した。

心の支えが無くなってしまった。

泣いたわ。

腹は減らなくても泣けるんだって、初めて知ったわ。

みるみる弱っていくあたしを見て、

細目(おかっぱの事)は、ほっそい目から、ぽろぽろ涙を流してた。

泣くだけで、あたしの事を慰める術も持っていやしなかった。

 

そして、

あたしは、ついに狭い部屋に閉じ込められた。

あの、へっぽこ大臣(おかっぱの事)、ついにあたしから逃げたか!

そう思ったわ。

気持ちは楽になったけど、

なんだか、体はどんどん重くなっていったの。

どうしてだろう?ってあたしとしたことが、ちょっと不安になったわ。

油断して、死にぼくろ(おかっぱの事)に頼ってしまった。

不覚だったわ~。

無理やり、ご飯を食べさせられてさ。

殺すぞーって言っても、聞きゃしないんだもん。

 

ある日、うめさんの声がしたわ。

「きくや、そろそろ、こっちに来るかえ?」って。

そうね、そろそろ行こうかな。

そう思ったけど、あいつ(おかっぱの事)には教えてやらなかった。

その代わりに、一晩添い寝してやったの。

ありがとうなんて、言わないわ。

 

だってさ、あたしの亡骸に、

こんな変なもん、着せるんだもん。

カッコい悪いだろうがって言ったけど、

結局、メス豚ゴリラ(おかっぱの事)は、あたしの声なんて聞きゃしなかった。

まったく大変な一生だったわ。

今でも、あたしの名前呼んでは、泣いていやがる。

もう忘れろって言ってんのに、それも聞きゃしない。

 

今、よそのお家でも、さまざまに、

踏ん張ってる猫さんとそのご家族がいるようだわね。

あたしは、

猫もブサイクおっかさん(おかっぱの事)も大っ嫌いだけどさ、

猫達と人間達に、一言だけ言わせてもらうわ。

頑張れ!

みんな、頑張れ!

 

おかっぱ「二言ですやん?」

黙ってろ!この目くそ鼻くそめ!

〆なのに、ピンぼけとるやないか!!


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポンちゃんままへ (おかっぱ)
2020-06-02 06:51:23
ままん、こんな時にコメントくださり、
ありがとうございます。
ちょうど、ほんと、きくさんだったから。
猫が大っ嫌いなきくさんだったから、
今きっとポンちゃんとままんも戦ってんだろうなって思って、
記事書いた。
こんな事言っちゃうとダメかもだけど、
生きている限り、病気になるし、そして必ず死ぬ。
今回でポンちゃんもとは思ってないよ。
ただ、私は何回かの死に立ち会って思ったんだよ。
猫は間違えない。死に際のタイミングまで、
全部間違えることなく、生きるんだなって。
たとえば、こしょうは早すぎる死かと言われれば、
私は、早すぎるとは思ってない。
こしょうは、こしょうの命の限りを間違えることなく
生き切ってくれたって。凄い子だねって思ってるの。
ポンちゃんも、絶対間違えない。
ままんの愛と支えの中でね、安心して
間違えずにポンちゃんの命の限りをすべて
燃やし切って生き切るんだって思うから。
だから、ままん、看病はほんとに大変だけど、
ポンちゃんを信じていれば大丈夫。
ポンちゃんは、ままんがいるから大丈夫。
二人三脚で、頑張ってくださいね。

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Unknown (ポンまま)
2020-06-02 05:06:17
いや~なんか、色々思い出しちゃったね~。
6月のカレンダー、紫陽花ときくさんが
凄く素敵じゃない?
ってコラー!自画自賛かい。笑
それにしても、おかっぱさんのこと
別の言い方多過ぎで、面白すぎじゃない?
どれも笑ったけど、土気色したカナヅチカッパと
トンチンカン出っ歯と
おおざっぱ部門無差別級チャンピオンが
特に面白かったーーー!!
まだね、ポンちゃんがご飯食べてない時だったじゃない?
この記事最初に読んだ時。
だからね、最後のきくさんの言葉に
号泣しちゃった。
今ね、記事書き終わったとこ。
もうね、ホッとして、なんかここ数日のことが
苦し過ぎて現実味がない。笑
って言っても、完全に安心できる訳じゃ
ないんだけどね。
でもとりあえず食べてくれたから
心底ほっとしてる。
きくさんは偉大なねこさんだったよねー。
きくさんの話、こんなに上手にまとめてくれて
また本に載せる話がひとつ増えました。
本当に、色々ありがとうm(_ _)m
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アケちゃんさんへ (おかっぱ)
2020-06-01 19:12:22
初めまして、おかっぱと申します。
お越しくださり、ありがとうございます。
リンクも貼ってくださり痛み入ります。
これからも、どうぞお気軽に
遊びにきてくださいね。
私も、アケちゃんさんのブログを
拝読させていただきます。
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チコさんへ (おかっぱ)
2020-06-01 19:09:47
チコさん、きくの声、聞こえた?
ありがとうございます。
ここ最近、ブロ友さんや猫友さんの猫さんや、
その飼い主さんが大変だったりって話をよく聞いてて、
私も、頑張りたいなって思って、
きくさんに登場して頂きました~。
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まりさんへ (おかっぱ)
2020-06-01 19:07:47
まりさん、こんばんは。
そうなんです。
きくさんって、凄く情のある子でした。
彼女は、私の言ってた事、
実は全部分かっていたんじゃないかなって
そう思えちゃうんですよね~。
ありがとうございます。
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警備隊3号さんへ (おかっぱ)
2020-06-01 19:05:41
警備隊3号さん、
お仕事、行けましたか?笑
泣いてくださって、ありがとうございます。
私もね、きくさんのことを書くと、
もれなく泣いちゃう~。
腫れぼったい目で出勤した~(笑)。

みんな、頑張ってるもんね。
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面白い (アケちゃん)
2020-06-01 13:25:55
はじめまして
ブログランキングからお邪魔しています

なるほど
そういう事ですね
楽しいです

是非またお邪魔します
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Unknown (チコ)
2020-06-01 11:27:37
きくさ~ん。・゜・(ノД`)・゜・。ほんとに きくさんの声が聞こえた!
おかっぱさん朝から泣かせないで…おかっぱ家!頑張れ~\(^-^)/
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Unknown (まり)
2020-06-01 11:22:09
きくさんは人間の生まれ変わりだったのでは?
最後の写真を見て、そう思いました。
表情が愛に満ちてますよ。
「好きだったよー」と言ってるような。
こんな暖かい顔、人でも見たことないですよ(T_T)
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Unknown (警備隊3号)
2020-06-01 07:49:04
師匠、朝から泣かせないでください・・
腫れた目をして職場には行けません。
それに、仕事中思い出して泣くかも知れないじゃないですかっ・・・・・
今だって、号泣寸前・・・・

きくさんへ

みんな頑張ってるから虹の国から梅さんと応援してね。
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