昨晩から、
ダラダラと書いてしまっている。
おはようございます。
最近、使える時間がじわじわと減って来た。
朝の実家へも、早く行かないと、
ますます病気が進行してきたかずこに、
朝食を食べさせるだけでも時間がかかるようになってきた。
その上、出勤も早めなければ、野良猫の給餌が慌ただしくなる。
マアコだけなら、阿吽の呼吸だが、デッカには手を掛けている。
少しでも人に馴れてもらわないと、今後の付き合い方に響いてくる。
その当のデッカは、私の手からしか食べない。
それほど馴れてきたという訳ではない。そこが不思議だ。
手から食べるのに、距離は全く縮まらない。
むしろ、皿に近づくより、私が目一杯手を伸ばして食べさせる方が、
私との距離が取れるから、そうしているらしい。
頭の良い子だ。
そのくせ、母猫マアコが、スリスリと私に擦り寄るのを見ているのに、
デッカは、私が安全だと認識できないのだろうか？
頭が良い子なのに。
ああ、そうか。
デッカにとって、甘える存在は母だけで充分なのか。
そこが、今の私を少しだけ気楽にさせる。
最近のマアコは、餌を食べ終わると、さっさと散歩へ出かけていく。
その間、私は猫じゃらしでデッカを遊ばせるようになった。
「マアコ、今日は早めに戻って来てよ。出社時刻に遅れちゃうから。」
と、２階の事務所の下で叫んでいる。
デッカをお預かりするのは、１０分程度だ。
育ち盛りのオス猫だから、少しでもマアコの子育てが楽になるよう、
この短時間に、頑張って猫じゃらしを振りまくって運動させる。
その時も、右手は目一杯伸ばしている。
それでも、楽しそうに遊ぶデッカに、私は言う。
「デッカ、強いオス猫になるんだぞ。マアコと此処を守れる男になれ！」
そう言うと、決まって鼻の奥がツンとする。
最近、かずこを見ていても、時々鼻の奥がツンと痛む。
そろそろ、鼻腔になにかしら病変があるのかと疑いたくなるが、鼻腔は極めて健全だ。
今の私には、鼻をほじって、鼻腔を傷付ける暇さえない。
いやある。
仕事中は人目さえ気にしなければ、ほじるチャンスは無限にあるが、
痛みを感じるのは、デッカやかずこの笑顔が、儚いくせに眩し過ぎるせいだ。
かずこは、よく笑うようになった。
認知症になってから、本当によく笑う。
私達は、かずこがボケたおかげで、一緒に出掛けるようになったし、
入ったことのない喫茶店探検もした。
今はもう、探検は出来ない。
歩ける距離は、慎重に考えてやらなければ、疲れさせてしまう。
アルツハイマーによくある筋肉の硬直が進んでいるせいだ。
それでも、父はまだ、かずこの病気を受け入れられないのか、
受け入れたからなのか、相変わらずかずこを責める。
実家は、父の絶望感と聞いてるだけで苦しくなるようなネガティブな言葉で淀んでいる。
その父も、物忘れが顕著になってきた。
父は、自身に絶望感を抱いているのかもしれない。
「まるで、地獄絵図だ。」
父さんが折れてしまいやしないか。
私は、そんな言い知れぬ不安を抱えながら、気楽でいい加減なことばかり言っている。
笑いながら、本当は自分が折れてしまいやしないか、身震いするのを誤魔化しているだけなんだ。
きつい。
体も心も、きつい。
こんなにきつい思いをしているのに、私は何も出来ていないじゃないか。
猫じゃらし振って、かずこと笑っているだけだ。
そのくせ、マアコとの約束は、皮肉なことに実は私を守っている。
おたまは、これ以上の多頭飼いは難しい。
そもそも、多頭飼いに向く性格じゃないのに、
私に出会ってしまって、申し訳ないのに、
マアコとあんな約束しなければ、私はそれでもデッカをマアコから引き離し、
今頃、我が家も、まるで地獄絵図の様相になっていたことだろう。
あっちもこっちも地獄絵図じゃ、私なんてとっくに潰れている。
だからといって、ホッとしているはずもなく、
己にの不甲斐なさに敗北し、ぺしゃんこに潰れた顔をした私に、かずこは
「お前、なんちゅー顔しとるんや」と言って笑った。
そんなかずこに、一瞬、ふわっと心が軽くなる。
かずこの笑顔を守ると決めた私は、実はかずこの笑顔にも守られている。
猫とかずこは、未来を思い描くことはできない。
今を感じ、今を笑う。
この時が過ぎてしまえば・・・
そう考えると、どうにも鼻の奥がツンツンするのだ。
ごめんね。
ありがとうね。
という気持ちを、たっぷり込めて、
マアコのお家、第２弾！
あやも入れるから、マアコとデッカ２匹入れるな。
このキンピカハウスは、外猫用に特化して作られた優れものだ。
段ボールにハイテクな？加工が施された既製品なのだが、
キンピカすぎん？
ねえ、目立ちすぎん？
こんなキンピカに、警戒心強い野良猫が入ると思う？
ちなみに、第１弾は、
これだ。
実に周囲と溶け込んでいるが、まったく入ってくれなかった。
第２弾はなんと！
マアコ「悪くないわね。」
やったぜ！
マアコの子は、私が知る限り、
保護された子以外は、早くに死んでしまった。
この冬は、デッカと温め合える。
マアコにとって、もっとも温かい冬になりますように。
いっぽう、かずこは
コメダのシロノワールを食べて、
「なんやこれは？！これ、うんまいなぁ」
と上機嫌で、煙草を取り出したから、
「ここはね、禁煙なんだよ。」
と伝えると、
「そんなとこ、すぐ潰れるわぁ。
コーヒー飲んでタバコ吸えんなんて、潰れるわぁ。あははは」
と、大きな声で笑いながら、毒を吐いている。
相変わらずなかずこに、大笑いだ。
今を感じ、今を笑う。
実に大事で、実はそれが唯一の真実なのかもしれない。
未来が見えないのは、猫とかずこだけじゃない。
私にだって、未来なんて分かる訳がないのにさ。
ごめんね。
ありがとうね。
おかっぱさん
どうか心身ともにこれ以上ご無理のないように♥
週に何度か、数時間だけでも、ヘルパーさんをお願いするとか、今から何か少しだけでも外に助けを求めるのもありなのかもしれないな～と思いながら読みました。
お父様やかずこさんが嫌がるかもですけど。(笑)
おかっぱさんがもし風邪や疲労で動けないなんてことになった時、あっちもこっちも困ってしまうなんてことにならない為にも、そろそろ何か策を講じて欲しいな～とおかっぱファンの一人としては思います。(*´∀｀*)
それにしても、かずこさんの笑顔に救われる気持ち、わかります。
キラッキラな外猫ハウス
いいですね！
親子でくっついて暖をとるんでしょうね。
ありがとうm(__)m
今のおかっぱさんの気持ちが
ビシバシ伝わって来たよ。
何もかもが本当に大変で
時々投げ出したくなる時もあると思う。
だけどさ、今のおかっぱさんは
疲れているだろうけど、生き生きしてる気がするの。
それは自分がやりたい！と思ったことを
精一杯やってるからだよね。
で、その中でカズコさんの笑顔に癒され
デッカちゃんの人馴れせずとも
おかっぱさんの手からしか食べないことにも
きっと癒されてる気がするよ。
無理！ってなったら、そんときゃそん時で
何とかなるもんじゃないかってあたしは思うの。
無責任なこと言ってるけど
これは私の色んな経験を経た上で
感じることだから。
だから苦しい今を楽しんで、忙しい今を
抱き締めて、がんばって欲しいって思ってる。
随分とスパルタみたいなこと言っちゃったけど
おかっぱさんは今、みんなに精一杯の愛情を
降り注いでいるんだもの。
鼻の奥、ツンツンさせてね！
あたしも話を聞いただけでツンツンしてるよ。
いつか振り返る日が必ず来る。その日が来た時に
あたしホントがんばった！って言える日が
絶対くると私は信じてます。
おかっぱさんの一言一言が身に染み入ります！
長い文章なのに、読み込んでしまう…いつもの泣き笑いする『おかっぱ節』とは違う
おかっぱさんの心からの言葉ですね。
一生懸命過ぎて、“力を抜いて～”“もっと楽に～”って思ってしまいましたが、それが おかっぱさんなんですよね！！
ご心配頂き、ありがとうございます。
福祉サービスは、ケアマネさんとも相談しつつ、
実家にとって、何がマッチするのか試しているんですが、
しっくりこないんですよね～、なかなか。
ここが、実は一番難しいところだとケアマネさんも
おっしゃっていて、ある意味、ああもうだめーっと
なった時が転機だったりするのでしょうね。
まさに、ピンチがチャンスみたいな。
そこを見据えつつ、準備はして行こうと思います！
マアコにとっての、もっとも温かな冬に
なっているといいなぁ。
あの子ね、っ出会った頃と顔が違うんです。
少しだけ、安心した顔してるんですよね。
力強い応援、ありがとうございます。
ウルウルしちゃったやんかいさー。
私ね、おそらく、「無理だ」という境地には至らんと思うんです。
なんか、変に、そういう粘り強さだけは無自覚にあるんですよね。
そして何より、目が離せないんです。
懸命に生きる命、今を生きる時だけを純粋に見る眼、
これらから、目を背けることなんて出来ないんですよね。
これは、ある種の好奇心でもある。
だから苦しいんだと思います。
どっかで無理だと判断しさえすれば、たぶん楽になる。
でも言わんで。わしは、無理とは言わんでぇ（笑）。
ああ～もう死にたーいとは何度も言うけども（爆）
書いて、こうしてコメント頂いたら、かなりスッキリしました。
ままん、いつもありがとうございます。
うん、ツンツンして涙ちょちょぎらして、
目の前にある、美しい命を愛しんでいきます。
難しく、なかなかと切ない難問なんだけど、
これは贅沢な難問でもあるのですよね。
ここのところ、一瞬の衝動が湧き上がらんくて、
それと同時に言葉も湧きあがらない。
それが自分を不自由にさせている気がします。
もっとクリアに、純粋に、単純に、
このダメな自分に変な自信をもって（笑）
今をメタクソ苦しんでいきたいと思います。
真剣に読んでいただき、ありがとうございます。
そうほんと、もう少し気楽にできんのか？
大人なんだからって思うんですが、
いちいち七転八倒しちゃうのが、私なのでしょうね（笑）。
ああ、そうだ。これが私だ。
チコさん、ありがとうございます。
これで行きます、これが私なんだもん。
いちいち七転八倒してやります！よっしゃ！！
いろんなことに力いっぱい全力で立ち向かわれていますよね。
そこまでしなくても、なんて私なんかおもってしまいますが、それがおかっぱさんなのですね。
そこまでしなかったら、きっとおかっぱさんは納得できなくて逆に苦しくなるのかもしれませんね。
すいません、勝手におかっぱさんのことをいろいろ言って、、、
私も四苦八苦してますが、おかっぱさんと違うのは自分の事ばかりです。
記事を読んで、深く考えさせられました。
他の方も言われてますが、時に外に援助を求めることもありかな、と思いました。
おかっぱさんの周りが良い方向にいきますように！いや、必ずいくと思ってます！
言葉や態度で支えてくれなくても、張り詰めた自分をクールダウンしてくれる人が一人いたら、私は楽だったかもと思います。
母と神田川（古い歌ですが、ご存知ですか😅？）の2人のように物悲しい密着した時間を過ごしました。
その時の苦しさをずっと引きずってます。おかっぱさんの周りは優しい人がたくさんいらっしゃるようですが、母親と子供は特別ですから、やはり老いていく肉親の横に1人だけというのはキツいと思います。
なんか、分かりにくい文章ですみません。
本当にギリギリで綱渡り状態で頑張って
らっしゃるんだな、と思います。
でも頑張っていてもキツいですし、
反面、頑張らない自分がいても、納得出来なくて
キツいんじゃないですか？
おかっぱさんは責任感の強い愛のある方だから、
どちらを選んでもお辛いのでしょうね。
お母様の邪気のない笑顔や、今を懸命に
生きているマアコちゃん親子に、儚さを感じて
鼻の奥がツンとする感覚、分かるような気がします。
哀しさと浄化されるような気持ちが混ざった感じ。
以前、お母様をご自身が守ると決めたのでしたよね。
でも当時とはまた状況も変わってきていますし、
無理をなさらないで欲しいなと思っちゃいます。相方の母親も間に他人が入るのは
難しいタイプで、相方に鬱症状が出ていました。
あの頃は本当にギリギリで、真面目に
心中でもしちゃうんじゃないかと心配でした。
何かガス抜き出来る事があれば良いのですが…
ちゃんと眠れてますか？
そうなんですね。マアコちゃん、擦り寄って
来てくれるようになったのですね。
凄い大進歩じゃないですか！
やっぱり、猫さんって気持ちをかける程
返してくれますよね。
そう言えば飼い主の膝の上で出産しようとした
なんてケースも聞きますし、産まれた子を
託すマアコちゃんは、もうこれは完全に
信頼している証拠ではないでしょうか。
迷彩柄のハウスは駄目で、ピカピカのハウスが
OKとは不思議ですが、使ってくれれば
嬉しいですよね。しかも暖かそうですし。
私も訪問介護やら利用しましたが、みんなしっくりこなかったんです。母も元気なうちはヤンチャでしたし。
それで事業所やら担当者を好きに変えまくってるうちに、悪い申し送りが広まる事に気がつかなかったんですね。母の気分が良いように私が周りを動かし、守って行けば良いと思ってましたが、本人はどんどん不自由になるし、食事も給水も時間がかかるようになり、やはり専門家に相談するしかなくなった時、私は彼らから冷たい目で見られるようになってました。
私が母を疲れさせてると言われましたが、確かにそうだったかも知れません。
クールに状況判断できる姉がいてくれたら、私と違う感覚でアドバイスしてくれたんじゃないかと、今は思うんです。
自分の話ばかりしてすみません。