ついに、負けてしまった・・・
おはようございます。
かずこさんとパチンコ通いをするようになって、
昨日で何度目だろうか。
少なくとも、私としては記憶しきれない回数に至っている。
けれど、勝ち続けてきたということだけは、しっかり覚えている。
私は、勝率10割打者だったんだ。
それが、昨日、ついに負けてしまった。
『海物語』に完敗だ。
こんなことで、たかがこんなことで、
上気して、もはや発汗するほど悔しがる自分が、悔しい。
そんな時、ここぞという時にやってくれるのが、我がかずこだ。
隣のかずこは、フィーバーに次ぐフィーバーだ。
ここのところ、かずこさんは、
大好きなパチンコ台さえ、その扱いを忘れかけてきている。
お金をどこへ入れて、どのボタンを押せば玉が出て来るのか、もう分からない。
私が横で介助しなければ、機械を動かすことさえ出来なくなった。
そのせいではないだろうけれど、ずっと負け越していたかずこさんが、
昨日は、私の負けた分を取り戻すかのように大勝ちした。
「娘の敵、取ったるで」と言わんばかりのかずこさんは、カッコ良かった。
私は、かずこさんの財産を管理している身でもあるから、
かずこさんのお金を減らさずに済んで、安堵もした。
けれど、実のところ、
「また掛ったじゃん?」とかずこさんの台がフィーバーする度、
かずこさんの肩をポンポン叩いて喜びながら、
心の片隅で、(なんだか悔しい)と思っていた自分にも、悔しいと思っている。
なんという、自分の心の狭さよ!
その後は、ご機嫌でうどん屋さんで遅い昼食をとり、
その横にあるスーパーで、鰻を買った。
めっきり食が細くなったかずこさんは、天ぷらうどんを完食した。
「このうどん、なんか、不思議なくらい美味いな」と何度も言う。
そりゃ、そうだ。
勝ちまくった後の飯は、なんだって美味いものなのだよ、かずこよ!
私のピリ辛味噌うどんだって、
今のかずこさんなら、甘いとさえ感じるだろうけれど、
大負けという挫折を味わった私にとったら、痛いくらいの辛さだった。
だからといって、かずこさんは、鰻は食べない。
パチンコに勝ったからといって、鰻を買った訳は、自分への褒美ではない。
鰻好きの父さんへの手土産だ。
かずこさんは幼い頃、母親に
「かずこ、鰻は一生食べたらあかんぞ。出世できんようになるでな」
と教えられて以来、今の今まで一口たりとも口にしたことが無い。
親の言いつけを、今でもちゃんと守っているのだ。
なのに、買い物へ行くと、いつも鰻の蒲焼を買おうとする。
パチンコに勝とうが負けようが、そんなことは関係ない。
かずこさんは、母親の言いつけ通り、出世を夢見て生きてきたのに、
その夫には、いつだって好きな鰻を買ってやる。
かずこよ、それって・・・?!
そんな深い事を、かずこさんは考えていない。
いつだって、真っすぐでシンプルだ。
だから、
「家に帰りたない。ジジと一緒に居りたないんや。」
と、父の悪口を散々言いながら、鰻を買うのだ。
実際、最近、この夫婦は行き詰っている。
昔から、喧嘩ばかりの夫婦だった。
互いの悪口しか聞かないのも、昔からだけれど、今はちょっと、ニュアンスが違う。
認知症の妻との時間に苦痛を感じている夫と、
認知症が故、自分では訳も分からず叱ってくる夫に、不信感を募らせる妻だ。
そろそろ、限界な気がする。
この夫婦を壊したくない。
かずこさんに、どんな時でも鰻を買わせる心だけは忘れて欲しく無いんだ。
だから今、デイサービスなるものを手配してもらっている。
少し離れる時間を設けることで、お互い気分も変わるかもしれない。
とはいえ、かずこさんは難色を示している。
「わしは、人と集まって話したりするんが、嫌いなんや」
確かに、お友達とお茶してくるわなどというセリフを、
かずこさんから聞いたことはない。
そんなガラではない。
遊びに来る友達も、一緒に出掛ける友達も、見たことが無い。
かずこさんの若い頃の日記にも、友達という文字は全く見ない。
酒と煙草と金と男。そして両親の話ばかりだ。
今でも、そうだ。
かずこは変わらない。
人とのコミュニケーションに、苦戦してきた人生でもある。
なのに、パチンコ屋へ行っても、スーパーへ行っても
どういう訳か、
「あら~、かずこさん?ちょっと、久しぶりじゃないのー」
と話し掛けてくる人が、一人はいる。
当のカズコは、覚えちゃいないから、どんな関係の人か分からない。
遊びに行くような間柄でも無さそうだ。
それでも、かずこさんっと声を掛けてくれる人がいるのは確かだ。
ここが、不思議なところなのだ。
かずこの七不思議のひとつだ。
田舎では浮いて見える、ハイカラで柄の悪い、かずこさん。
さて、デイサービスはうまく行くだろうか。
とりあえず、日にちが決まったら、
かずこにしかできない、かずこならではの、かずこでしかない、
かずこさんらしい、目一杯のお洒落していこうな、かずこさん!
どうしても嫌なら、私はいつだって、負ける覚悟だ。
さて、我が家の勝敗は?
やっぱり、のん太よりたれ蔵の方が大きいな。
たれ蔵の勝ちだ
たれ蔵「母ちゃん、僕の方が短いよ」
ん?
あっ、ほんとだ!
尻尾は、のん太のほうが長いなぁ。
のん太の・・・
「ちょっと、待っただ!」
おたま登場か。
そりゃ、おたまが一番、でっかいもんな。
おたま「おらは、尻尾も長いんだぞー」
はいはい、おたまの勝ちだな。
おかっぱちゃん、こんにちは
かずこさん孝行のパチンコ、お疲れさまです
この勝率は神様からのご褒美だね✨ 神様が「たまにはかずこさんに、勝ちを譲ってあげようね、おかっぱちゃん」って優しく言ったんだね✨
デイサービス、絶対に行かないと言ってた人が、一度行ってみたら、楽しかった〜ってハマる人もいるみたいね。かずこさんもハマってくれたらいいね。お父さんのためにも!
ですよね、夫の母親を見ていて、実の息子たちとの間にさえも、徐々に隙間風が吹いてきたのがわかりますもん。なんとも悩ましくて切ない現実です。
でも、夫のために鰻を買っていたかずこさん、素敵です!
デイサービス
夫の母親も、かずこさん同様、人間関係構築の過程にちょっと難があるタイプですが、週に1度を2度に変更するまでデイサービスを楽しみに思うようになったみたいです。どこかかずこさんに合う場所がみつかるといいですね。
白黒長毛さんの美しいシッポに
癒されました❤
そりゃそうだよね。
そうじゃなきゃ、パチンコ屋さん
商売になりまへんがな~(*≧艸≦)
でもおかっぱさんの、その悔しい気持ちはわかる~。
そんで、勝った後のご飯は美味しいよね。笑
そうなんだね~。もしうちの父が生きていたら
やっぱり同じように、そういう時期が来たんだろうな
って思うよ。父さんも限界なのかもしれないね。
カズコさん、デイサービスに慣れてくれるといいねぇ。
案外ね、姉御肌タイプのカズコさんなら
スルッとサラッと入っていける気もするんだよね。
それにしても、いつだって負ける覚悟だって言える
おかっぱさん、男前やー--!!
のんちゃんとたれちゃんとの闘いは平和だな~。
で、最後におたまちゃんが出てきて
大きさもしっぽの長さもチャンピオンかー-!
これで一件落着だね(*^。^*)
今日はとっとと帰宅して〜きゅうりもみと冷麦の夕ご飯だったわい。スゲ一安く仕上がってる(ーー;)💧
やっぱカズコさんにはフィ一バ一が似合ってるよね😁
ちゃんとお父さんに好物のうなぎを買う何て♪なんだかんだ〜愛してるんだね😁ま、ケンカする程仲が良いって言うしね😃
ってか❗️あたすもうなぎは大好物なんだよ〜。今年高くて考えた😩
鰻屋で4000円位のうなぎご馳走してくれる人いないかなぁ😩
ってか💦皆んなで尻尾の長さ競ってたのかい😁
おたま君は胴も長そうじゃん❓😁笑
この週末は土日2日とも、パチンコ屋さんへ
連れて行きました~。
土曜日は完敗でしたが、昨日日曜日は・・・
取り返してやったぜー!(笑)
そうなんですよね。
「うちの婆ちゃんも、嫌がっていたけど
今じゃデイサービスを楽しみにしてる」って
よく聞くもんですから、一縷の望みと思って
依頼しました。
「入院もできんタイプです」と伝えたら、
「あぁぁ~」とため息ついておられましたけどもね(笑)。
おかっぱ、いつでもどこでも、土下座の準備しときます!
そこが認知症の恐ろしいところですよね。
悪いのは認知症!そう思っても、なかなか割り切れるもんじゃないですもんね。
私も、そのラインの周辺を行ったり来たりしてます。
こうなると、もう自分との闘いでもありますね。
だからこそ、側にいてくれる家族は有り難いですよね。
猫は有り難い。癒されますよね。
そうそう、桜吹雪さんのお義母様も
デイサービスが楽しみって教えてもらって、
私もーっと動くきっかけにもなりました。
事柄は覚えてなくとも、感情の記憶というのは
認知症の人でも、うっすら覚えているんですよね。
楽しいと感情、持ってもらえるといいな~。
パチンコ台置いてある施設、ないかしらん(笑)。
この週末は土日ともパチンコデーでしたわ~。
昨日、土曜の分取り戻してきてやりましたせ!
こんなことで喜んじゃう自分も悔しいです(爆)。
父さんは、認知症の人へ「それダメ!」ってことばかり
言ったりやったりしちゃうもんだから、
負の循環になってしまっているんですよね。
でもだからって、もう父は責められないなって感じがします。
それくらい、限界な気がする。
ケアマネジャーさんがどんな形でも介入してもらうことで、
気持ちだけでも楽になるといいなって思います。
その働きかけは以前からしているんだけど、
かずこさんのような人は、プロも引き気味でね。
経験から分かるんでしょうね、「この人ヤバイ」と(笑)。
でもなんだろう?
どいつともこいつとも戦うかずこを、
ちょっとだけ自慢に思ってる自分も悔しいです(爆)。
我が家3バカ兄弟、大中小の戦いも
面白いよね~。
我が家も昨日は、冷麦だったよ~。
暑い日は、これに限るよね~経済的だしさ。
鰻は昔から考えると、ほんと高くなりましたよね。
そうそう、やっぱ鰻屋さんの鰻は高いけど
美味いもんね!
うちの両親は、喧嘩が常だったんだろうけど、
最近はこじれてますな。こりゃいかんね。
おかっぱ、もうちょっと動きます!
おたまはね、でっかいよ。
ちょっとした、ホワイトライオンみたいなの。
獣医さんにそう言われた。
でもヘッポコ(笑)。
なんて言えば良いのでしょう。
相方がほぼ1人で母親を看ていましたが、
ヒスは起こすし、トイレに給水パッドを
流して詰まらせ、息子がやったと言い張ったり、
下痢をしているのに、オムツを使わなかったり…
かなりのダメージを受けていたので、
お父様の気持ちも解るような気がします。
デイも「合わない」と1度行ったきりでした。
おかっぱさんが連れ出してくれる事は
お父様にとって、かなりのガス抜きに
なっているのではないでしょうか。
壊れていく母親を看るのは辛いですよね。
私は母が闘病していた時、会社に介護休暇を
申請したんですが、その時の上司に
「歳をとってボケた面倒を見るよりまし」
と言われ、ぶん殴って「ボケていても、
寝たきりでも生きていて欲しいんだよ!」
と言いたい気分でした。
でも相方の苦労を見たら、そうは言えないな、と思ったり。
とりとめも無く、すみません。
でもおかっぱさんの誠意はお母様を
救っていると思います。
敵わないなぁといつも思っちゃうんですよ。
おたまちゃん、尻尾は勝利ですね^^
フサフサもふもふでさわり心地が良さそう♡
旦那様も、大変でしたでしょうね。
実際、私も認知症が進行していく母を見ていて、
こりゃ、厳しいな~っという実感も増してきています。
甘くはないですね。
ただ、その上司は、完全にズレてる!
死にゆく人の側で看ている人に、
どれがマシで、どれが楽かなんて、ナンセンスというか、
無知な大馬鹿野郎だまったくもう!!
うちのおじさんのお父さんも、リンパ腫だったんですが、
最期までしっかりしておられていて、
それも大変痛々しくて、切なかったです。
苦しむ人の側に寄り添うのは、たまらないよね。
ひいなさんにとって、どれほど辛く心細かったことか。
私の親は、もう80代で、来るべきもんが来たって感じだし、
腹くくって、見送ってやろうじゃねーか!と
もはや、やけっぱちの勢いで頑張ります(笑)。
ありがとうございます。
かずこに嫌われると、扱いが難しくなるから、
嫌われないようにせんとですわね~(笑)
おたまさんの毛って、けっこう硬めなんですよ~。
そして、毛が深い!
例えるならば、柴犬です(笑)。