うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

ジジババ保育園デビュー

2019年06月18日 | ほくろの成長日記

ついに、

昨日、私はたれ蔵を手放した・・・

 

おはようございます。

ジジババ保育園に入園した、だけなのですがね。

これまでは、仕事場にも連れて行って育ててきたが、

自分でトイレに行けるようになり、

自分でご飯が食べられるようになったから、

昼間は、保育園に入園しても大丈夫と判断した。

「母さん、この子はね、甘ったれだからな。

ご飯食べた後は、撫ぜてやってくれ。」

「ほんでね、父さん。

この子はね、声が小さいからな。

でも鳴いたら、抱っこしてやってくれ。」

「あのね、蹴らんよう、ずっと俯いて過ごしてくれ。ずっとだぞ!」

あらゆる注意事項を並べ立て、眼はなぜか潤んでいる私に、

母さんは言った。

「お前のせいで、

わしらが何匹世話させられてきたと思っとるんや?

こいつで7匹目やぞ。

もう分っとる。細かく言われんでも、世話の仕方は分かっとるわ!」

さっすがー!

という訳で、昨日を境に、私は24時間育児から解放された。

たれ蔵も、実家で楽しく過ごせたようで、

これで、一安心だ。

うん、安心だ。

安心安心・・・・

 

さーびしーよーーーーー!

おれ、さびしいよーーーー!

 

ほくろは、うんと小さくて、

まだ猫かも分からない時から育ててきた。

24時間ほとんど離れた事がないから、淋しかろうと心配していた。

母ちゃんに置いて行かれて、泣いちゃうんじゃないか?

そう心配しながら、泣いてた、おれな。

子猫の成長は早い。

早すぎて、母ちゃんは置いて行かれちゃうよ。

 

おい、おたま?

おたま「たれ、おらを見れ!」

 

おたま「どうだ?かっくいいだろ?」

ん~、かっくいいんかな~?

あやの爆弾走行のほうが、かっくいいけどな~。

 

そんな、ほくろ たれ蔵は、

家に帰ると、今まで以上に私にべったりで、

それじゃ何もできんから下に下ろすと、

鳴きながらよじ登ってくる。

だから、私の足は、爪痕で傷だらけになってしまう。

 

そのうち、それも無くなるだろう。

それでいいんだ。

そうでなくっちゃね。

 

なっ、たれよ。

逞しくなれ。

おたまのように?

おたまも、こんな頃はべそっかきだったなぁ~ヒッヒッヒ


まだしばらくは、甘やかします!

2019年06月16日 | ほくろの成長日記

上野のシャンシャンは、

6月12日で2歳を迎え、

ほくろ たれ蔵は、昨日で生後約1か月を迎えた。

 

おはようございます。

シャンシャンは本来、満2歳で中国へ返還されるはずだったが、

なんと、2020年末までに返還を延期される事となった。

パンダウォッチャーの私からすれば、

シャンシャンにとっては良かったのではというのが率直な感想だ。

 

というのも、

中国の子パンダ保育園の動画を観たことがありますか?

実にわんぱくに育っている。

高い木から、ドテッと落ちても笑ってらぁ。

次に、和歌山アドベンチャーワールドの子パンダの動画を観て欲しい。

中国の子パンダほどではないが、

ここでも、わんぱくな子パンダが楽しそうに走ってらぁ。

そして、シャンシャンだ。

この流れでシャンシャンの動画を観れば一目瞭然で、

実におっとりさんだという事が明らかだ。

都会っ子のシャンシャンは、大切にかつ慎重に、

手塩にかけて育てられてきているのだ。

人に例えると、こうだろう。

田舎育ちの私は、引き続き田舎の高校へ進学した訳だが、

ほとんど私服は持たず、お出かけもスクールジャージ。

ある日、都会の高校へ進学した友人とばったり会った。

もはや誰が作ってくれたかも分からない巾着袋に

直に小銭を入れて持っている私と、

うっすらメイクをして、

LとVが重なったマークの付いたバッグを持つ友人。

「おかっぱ、久しぶり。どこ行くの?」に対し、

「Aコープ」と答える私。

彼の車を待つ友人と、自転車を立ち漕ぎする私。

夏には日焼け止めを欠かさない友人と、

口の横にハタケを作っている私。

ふんわりパーマの友人と、イキッた寝癖の私。

転んだら「いた~い」と小さく嘆くだろう友人と、

「いってー」と言うなり、即ざま唾を付けるだろう私。

 

途中から若干話が逸れたようだが、

何が言いたいかというと、育った環境で何かと違ってくるという事だ。

どっちが良いかではないが、

シャンシャンのこれまでの環境を鑑みると、

もう少し、都会で色んな経験をしてから引っ越した方がいいだろうと

そう思う訳です。

 

で、うちのたれ蔵さん。

今は離乳食で戸惑っている。

だからといって、哺乳瓶から乳を吸う事にも抵抗をする。

吸いたくねーけど、食いたくもねー。

独りで食べたいけど、母ちゃんに甘えたい。

母ちゃんの乳が欲しいけど、何かを噛みたい。

今、彼は体の成長と心の成長のバランスの中で

葛藤しているのではないだろうか。

そこで、私は、離乳食を手から食べさせている。

ぐずったら、一旦抱っこしてなだめ、再び手からという

大変面倒くさい、食事風景になっている。

 

明日から、たれ蔵は、ジジババ保育園だ。

もう私と出勤はしない。

昼間の給餌は、ジジかババが担う訳で、

手から根気よく食べさせてくれと説明したら、

想像通り、こう言われた。

「過保護過ぎる!腹が減れば、放っておいても食うわい!」と。

うん、わかってる。

わかってるけど、やってくれ。

 

私は、放ってなど置いてやらない。

お前が1食くらい食べなくっても、もう死にはしないだろう。

それでも、放ってなんて置いてやらんのだ。

心底心配してやる。

ある意味、厳しい母ちゃんなんだ。

 

静かに見守っていた、姉ちゃん兄ちゃんも、

たれ蔵への対応が少しずつ変わってきている。

 

うんこさん?

浮かない顔して、どうしたの?

 

うんこ「そろそろ、うんちゃん、やっちゃうわ」

 

うんこ「本気で咬むのよ、この子。もう辛抱ならんわ!」

そうだな。

シッポの咬み方、酷くなってきたもんな。

では、お願いします。

 

うんこ「コラッ!」

 

うんこ「メッ!!」

 

うんこ「こりゃこりゃこりゃっ!」

 

うんこ「メッよ、たれちゃん!」

こうやって、教えていくんだよな。

 

うんこ「あの子、全然反省してないわ、母さん」

そうか?

 

そうだな・・・

 

お水を教えてもらったついでに、

男の在り方も、教えてもらえよ。

へっぽこ男子に・・・。


感謝して、日々の更新

2019年06月14日 | 日記

おはようございます。

この度は、よねへの沢山のメッセージを頂き、

誠に、ありがとうございます。

何度も何度も拝読しては、

うめと愉快な仲間達、大いに励まされております。

皆様にお返事を書きたいのですが、

なかなか時間が取れず、申し訳ありません。

この場にて、心より御礼申し上げます。

 

よねは、うめやきくもお願いした、霊園へ連れて行きました。

毎度、道に迷うのだが、今回も徹底的に迷った。

「よね、最後のドライブだ。行こうか」

そう声を掛け出発した3分後に迷った。

私史上、最速の記録だ。

「おい、ナビ子さん?おれは高速道路を使わないっつってんだろ?」

何度言っても、カーナビは伊勢湾岸自動車道に入れと指示してくる。

さすがに、ブチギレた。

「お前がそう来るなら、おれはこうだ!」と、

野性的勘で、思うがままの方向へと突き進んだ。

その時、携帯電話が鳴った。

私は、とりあえずコンビニの駐車場に停め、電話を取った。

「今日は、よねちゃんを連れて行くんだろ?」

友人からの電話だ。

「うん、ここ、どこ?」

と、私はもはや、日本語もおぼつかない状態だった。

 

そんな訳で、

友人は私を霊園へ連れて行く羽目になった。

よねとは面識もなければ、

「猫の葬式に、そんな大金を払うなんて」と難色を示しているのにだ。

友人にかかれば、難なくたどり着けた霊園で、

よねのお葬式が静かに始まった。

私とよねと、よねにとっては知らない人とで始まった。

お坊さんの読経が響く中、

背後から鼻をすする音がしきりに聞こえてくる。

「ま・・・まさか?」

しばらくして、焼香を促され、

まずは、もちろん飼い主である私が行い、

次に、よねにとっては知らないおっさんが、

泣きながらの焼香だ。

「おい、まじか!?なぜ、あんたが泣く?」

ついに、私は、ここで泣く事を許されなかった。

不謹慎だが、笑ってしまった。

 

なんだか不思議な葬式になってしまったが、

友人に、食事をご馳走する事になり、

「あっ、ここでいいんじゃない?」という店に入った。

インドカレーの店だった。

ほとんど日本語が通じない笑顔のインド人に囲まれ、

何のカレーか分からないカレーに、チョコが入ったナンを浸して食べた。

不思議な空間の中で食べるカレーは、これまた不思議な味だった。

 

あの1日は、

まるで、いつも、よねから醸し出される、

不思議な空気の中で過ごしているようだった。

よねの世界が、少し見えた気がして、

気付けば、肩の力がすっかり抜けていた。

 

さて、よねが居なくなった愉快な仲間たちは・・・

あやは、ほくろの存在をすっかり受け入れ、

挙句には

ほくろの尻を綺麗に舐めてくれるまでになっている。

あやは、よねが旅立つまでの約1週間は、

ずっと、よねの近くで付き添ってくれていたんだよな。

それが終わって、有り余るエナジーが、ほくろに向かっているんだよな。

 

うんこさんは

相変わらず、来るもの拒まず、どっしりしている。

 

シッポも貸している。

 

ほくろ たれ蔵は、

チャカチャカ走れるようになって、

乳歯も生え、その歯を活かして、私の足の指をかじりまくっているが、

離乳食は、断固拒否している。

もう食べられると思うんだけどなぁ。

だからか、生後約1か月になっても、

こんなに黒いのに、

こんなに表は真っ黒なモサモサなのに、

裏が

ほぼ裸だ。

毛が全然生えてこないの。

表モサモサ、裏ハダカだ。

 

ん?おたまは?

おたまはね、

只今絶賛

赤ちゃん返り中。

 

そんな訳で、うめと愉快な仲間達、

相変わらず、元気に暮らしております。


ご報告

2019年06月12日 | よねの闘病記録

我が家のよねさんは、

昨日、静かに旅立ちました。

 

おはようございます。

一昨日夕方は、開けた窓まで歩いて行き、

外の空気を感じていたが、

夜からは寝返りも出来なくなり、

口元を水で湿らせてみても、舌も動かさない。

近いだろうと予感したが、夜は乗り越えた。

 

朝になると、ほくろが酷くぐずって、ミルクを飲まない。

よねは、相変わらずな状態に見えた。

今日は、会社を休んだ方が良さそうだ。

そう思い、携帯電話に手を伸ばし、再び、よねを見ると、

よねは起き上がっていた。

起き上がって、近くに置いてある容器まで3歩歩いて水を飲んだ。

 

何かが私を引き留めている気がしたが、

よねは、私を「早くいってらっしゃい」と急かしている気がして、

私は、数分悩んだ。

そして、

「よね、行ってくるね。お昼に帰ってくるよ。」

と、座布団に戻って寝ている、よねに声を掛け、

ほくろを連れて家を出た。

覚悟をしていた。

 

昼に戻ったら、よねは朝見た時と全く変わらぬ格好で、

静かに寝ていた。

寝ているようだった。

よし、泣くぞっと思った、その時、

あんなにぐずって飲まなかった、ほくろはぴーぴー泣くし、

仕方ないから飲ませたら、今度は自分の足でトイレまで歩いて、

上手にウンチを垂れた。

6月11日は、

いままで続けてきたトイレトレーニングが完了した日でもあった。

 

泣いていいんだか、笑っていんだか、もう分らなくて、

私はしばらく、笑いながら涙をぽたぽた流していた。

 

皆様、これまで、よねへの温かい応援をたくさん下さり、

誠にありがとうございました。

よねは、無事、極楽へと旅立ちました。

 

これは、一昨日の夕方。

この時の写真が、

図らずも、よねの最期の1枚と相成りました。


よねとほくろの足並み

2019年06月09日 | よねとほくろ

ほくろ たれ蔵、

昨日初めて、自力で排尿する事に成功した。

よねさん、

昨日から、強制給餌をやめた。

 

おはようございます。

子猫は、自力で排泄できるようになると、

尻を刺激されても漏らさないようになる。

食事は、まだ哺乳瓶だが、

排泄に関しては、これからは、たれ蔵自身に任される事となるのだ。

まだヨチヨチ歩きの幼い子だって、生きていくためには

自分の足で歩いて行かねばならない。

がんばれよ、たれ。

 

たれさん?

あやに挑むのか?

やめておけ!

あやは、強いぞ~!!

 

ほくろ「ペチッ」

 

あや「ペチペチペチペチ!」

 

あや「ダッフンダー!」

ほらな、あやは強いだろ?

 

さっそく、逃げるんか?

 

コソコソ、歩いて?

 

途中、白いのに捕まって?

 

で?

ほくろ「うちろから、ペチちてやりゅ」

うん、バレてると思うぞ。

 

あや「ばぁーかめ~!」

 

ほくろ「・・・・・」

 

ほくろ「どちてだろ?」

どちてだろな~。

たれ蔵は、どんどん、一人で出来ることが増えていく。

 

いっぽう、

よねは、これまで最低限の栄養を与えるべく、

1年半の間、強制給餌をしていた。

理由は、なるべく最期まで、自分の足で

好きな所へ歩いて行ってほしかったからだ。

食欲を失い食べなくなれば、すぐに歩けなくなる。

無理にでも食べさせれば、歩くために体力は維持される。

私は、よねに食べる事を強いて、

その代わりに「好きなところへ歩いていける」尊厳を守ろうと試みてきた。

もちろん、その食べ物が消化できて排泄できることが条件だった。

 

そして、

昨日の朝、いつものように注入器をよねに向けた時、

今までに感じた事のない、強い拒絶の感情が伝わって来た。

だから私は、強制給餌を止めた。

よねが食べそうな物を買い込んで、皿に盛ってみる。

食べようが食べまいが、それも、よねに任せることにした。

 

よねさんや

珍しいところに居るな。

いいんだよ。

よねは、生きる事を諦めたわけではないのだと思う。

今も生きるという事に、今の体で向き合っている。

だから私は、よねを信じて、よねに全てを任せる事にした。

それが、今のよねにとって、尊厳を守る事になればと願いつつ。