記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

街の色

2008年02月10日 23時47分29秒 | Weblog
パリは色が少ない。建物がベージュで、屋根が濃いグレーと紺の間。建物の高さが決められているから、街全体に統一感が生まれる。建物の色が邪魔をしないから、イベントの時期にカラフルな装飾がよく生える。帰国してはじめて電車に乗った時、沢山の色が飛び込んで来て、うるさいと感じた。ほんと、目が疲れる。看板も目立つことが1番だから、まわりとの調和なんて全く考えていないみたい。建物も、あっちむいたりこっちむいたり。なんて統一感のない街なんだろうと思った。でも、それもすぐになじんでしまう。頭ではパリの町並みにあこがれるけど、カラダはごちゃごちゃした日本の町並みを求めているのかもしれない。東京の下町、京都の昔の匂いが残る町並みを歩くと、安心する。年月を感じる木のぬくもり、鉄が錆びて表面がはがれた塗装など、時代を感じるものに無性に惹かれる。
                
コメント
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