Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
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四万温泉~歴史に触れた旅

2013年03月31日 | 温泉の旅
ひとに教えたくない温泉があります

私にはひとに教えたくない温泉があります
静かな山間の
ひなびた温泉で
お湯もとってもやわらかく
身も心もよくあたたまります
こんな温泉が
あったらいいなぁと
思い続けてやっと見つけた
私だけの温泉
     ~HPより~



そんな温泉 四万温泉に行ってきました。
四万温泉・・・名前だけは知っていたけれども
ひょんなことから四万温泉の積善館を知り、行ってみたいと思い
温泉大好きな妹に言うと、『まったく!忙しいんだけどな~』とうれしそうに
いとも簡単に決まり!
身軽な二人旅は緻密な計画なんて何にもいらない
何時行けるかだけなのだ
妹もこの時期は忙しくも休みが取れることが多いので誘ってみた
金曜なら早退できるという
私もその日は銀座で用事があり急いで済ませて
現地に18時集合

やっと伊香保ICを降りたところで、妹からのメール
『着いたよ!先にお風呂に入っているから』と
とにかく温泉が大好きな妹です

泊まった宿は、【日本最古の温泉建築宿】積善館です
  今から300年の昔、元禄の世に創業して以来変わらず湧き出る四万の湯と共に
  訪れる多くの人々を癒してまいりました
  現存する日本最古の温泉建築として今なお旅人を迎え続ける『本館』
  昭和12年当時の和風の粋と技巧をこらした桃山時代の『山荘』  HPより




その山荘の角部屋を予約・・・
  柳原白蓮・土屋文明・片山哲、歴代の総理大臣、作家、政治家、美術家など
  著名な人々に愛された由緒ある部屋だという

また
  昭和初期にの当時の職人の技巧を尽くしたお部屋は一見の価値あり、
  建築や歴史に興味のあるお客様に特にお勧めです
とあって、楽しみにしていました

四万温泉~歴史に触れた旅
山荘の角部屋は、昔懐かしい部屋という感じで
私が育ったころの実家の家のような感じでした

四万温泉は昔から《日本三大胃腸病の名湯》として有名です
飲泉所も街の中に何か所もありました
飲泉する場合は、熱いまま飲むと下痢症に効き、冷やして飲むと便秘症に効果があるそうです
昔から四万のお湯は《4万の病を治す》と言われ、それが四万温泉の地名となっています
昭和29年に日本で最初の国民保養温泉に指定されたことも泉質の良さを裏付けています

積善館のお湯は、自家所有温泉(自然湧出泉)です
川底から湧き出ているお湯を、川底にコンクリートの部屋を作り湯を貯めているのだそうです
また湯量が多いので、その近隣の温泉にも分けているそうです
お風呂は全部で三つと貸切風呂があります
その中の一つ《元禄の湯》は面白かった
こんな廊下を抜けていくと・・・それだけでもワクワクした気持ちになってきました

元禄の湯は、大正ロマネスクを用い昭和5年に建てられた湯です
面白いのは、五つの四角の湯舟が並んでいるお風呂
アーチ型の窓と高い天井が雰囲気があり全部のお風呂に入って子供のように楽しみました
この五つの湯はそれぞれ温度が少しづつ違います

写真を撮ることができないのでHPの写真です

翌日は、四万温泉街の散策



川に沿って歩く
エメラルド色の澄んだきれいな清流
立ち寄り湯もたくさんありました
歩いていても何にもない  と言ったらとても失礼だけど、本当に何もない
それでも、名物の“焼きまんじゅう”を頂き、取りたての“ふきのとう”を土産に買った
最後に、四万の甌穴を見学して早い時間にそれぞれ帰途についた

いつも妹に迎えに来てもらい乗せてもらうことが多かったけど
こんな風にふらっと出かけるのもいい



楽しい時間

2012年09月02日 | 好きなもの
最近 ちょっと楽しいことができました

写真とは何ら関係ありませんが・・・
毎朝 5時半くらいに起きて、玄関先の掃除と水撒き、草むしりなどを急いで済ませ
家にもどりテレビのポリュームを少し高くしてつける
NHK BS プレミアムでやっている《クラシック》番組を二人のために・・・

クラシック音楽を聴きながら、新しいお水をあげる・・・4か所もあって、結構時間がかかる
そしてお花の水も変える・・・これも結構時間がかかる
急いでいるのは、6:25から始まる テレビラジオ体操をやるため
今年仕事を再開したころから始めて、どこの部位をどのように動かすのかと意識しながらやっていると楽しくて仕方ない
そして体調がとてもいいのでやり続けている
机に向かってパソコンをやっていることが多いため、猫背気味であまり動かさなかった関節や筋肉を
体操をしてその部位をきちんとうごかすことで、どこが悪いのか自分でも判断できるようになってきた
体操が終わると、NHKから、またBS プレミアムに戻し、クラシック番組に戻す

そして6:55になると、《宇宙から~Wack up call》 が始める
「毎朝、宇宙にいる気分で目覚めませんか?」というのが番組の趣旨らしい
宇宙飛行士の一日は、地球にある管制室から送られる1曲の音楽で始まる・・・それが「ウェイクアップコール」
宇宙飛行士が自ら選んだもの、家族からのプレゼントだったりいろいろ・・・
日本人では、毛利 衛さんが『銀河鉄道999』・野口 聡一が『さんぽ(となりのトトロ)』
若田 光一さんが『ラジオ体操の歌』・土井隆雄さんが『星つむぎの歌』
山崎 直子さんが『ハトと少年 ~『天空の城ラピュタ』より~』etc. 
各飛行士が、どんなふうに宇宙で目覚めていたのかと想像するだけで楽しい気分になる

若田光一さんが『栄冠は君に輝く』を送ってもらった時は、ロボットアームを操作して重要なミッションを行う日
予想もしなかったトラブルが発生した ミッション中止か?続行か?困難な状況のなか、すべては若田さんの操作に託された・・・
~栄冠は君に輝く~

星出彰彦さんの『ロボットアームで抱きしめて』は、中学・高校で同じ寮生だった仲間が作詞・作曲して贈った曲
ロボットアームを使い、日本の実験棟「きぼう」の本体部分を取りつける任務の星出飛行士への応援ソングだったそうです

野口聡一さんは『世界に一つだけの花』、これはコロンビア墜落事故で打ち上げが延期され、
再開のメドがつかない中で訓練を続けていた時に勇気をもらった歌だそうです

涙が出るほど感動してしまうようなエピソードがいっぱい!
朝食の用意をしながら、ついつい手を止めてしまうほど のめりこんで聞いている
ただ単に、遠く離れた地球からのWack up callというだけでなく、胸が熱くなる思いがする


7時になると、ガラッと変わって《アニマルワンダー》(子供向け?)が始まる
きびしい大自然を、ビックリするような力によって生きぬく動物たちの姿を見ていて楽しい!
自慢のワザや体のつくりをお披露目する今日の「ナンバー・ワン・アニマル」
動物がこんなにかわいいものかと、再発見の毎日・・・二人も動物が好きだったなぁ~

懐かしの『ゲゲゲの女房』を見て、『梅ちゃん先生』が終わると、《里山の風景》が始まる
これが最近の朝の風景
この《里山の風景》もとってもいい
仕事に行きたくなくなってくる

もう一つ感動する番組がある
BS日テレ 日曜日の夕方6時からの《森人MORIJIN》がそれ
通常は、勤務時間なので見たことがなかったのですが、たまたま先週見て感動してビデオにとって見ることにした
先週は、~高原の避暑地 軽井沢の旅~
日本でも有数な避暑地 標高千メートルの高原の森で何が起こっているのか・・・
この日の「森人」は軽井沢の森で、食料を求めて別荘地に出没するツキノワグマを人間が活動する時間までに森に戻す という
大変な仕事をしている森人
実家に近い軽井沢でのこと、一層興味が湧いてテレビにくぎ付けになった
クマを駆除するのではなく、人間が活動する時間までにクマを森に返すことで人間との共存を目指している
夜中にパトロールをしているので、毎日の睡眠時間は3時間程度だそうです
でもこの森人の豊かな 優しい笑顔を見ていると、胸が熱くなる思いがした
今まであまりテレビを見る習慣がなかったけれども、こんな素敵な番組に出会えてうれしい


最近 知り合いから素敵な手作りの【南天九猿】を頂きました!

フウセンカズラの種が猿の顔、着物の端切れが着物
南天の枝に九匹の猿が跨っています。
語呂合わせの、~難が転じて苦が去る~
いつも身につけておけるストラップもたくさんいただきました
~難が転じて・・・~ 娘の足が早く治るように、毎日二人に頼んでいます

観葉植物、葉物が大好きなのでお花屋さんに行ってもそんなところについ目が行ってしまって・・・
こんなかわいい【パイナップル】が揃いました




暑い夏に

2012年08月19日 | 花・植物
今年の夏は例年よりも暑いと思っているのは私だけではないと思います
暑いです! 郷里の長野でさえも今年はエアコンが必要な暑さだと聞きます
この暑い夏に、友人夫妻は大変な夏を過ごしています
甲子園出場校の校長先生をされているので、試合ごとに選手とともに夜行バスに乗って大阪に向かいます
そしてアルプススタンドで皆さんとともに応援している
注目の選手がいて、運動音痴の私でさえもテレビに向かい声援を送り・・・優勝しそう!!なんて一人で騒いでいます
ブログを書いている間も勝ち抜け!・・・今日から泊まり込みの応援が始まるそうです
息子の葬儀の時に、「校長先生!」と声を掛けられ驚いたそうです
息子の友人がその高校の卒業生 「まさかここで声を掛けられるとは・・・」とおっしゃっていました
息子はそんな繋がりがあったことを知っていたのか
間違いなく夫と息子が遠いところから応援していたと思う
暑い夏だけど、素敵な夏になりそうです

そんな中、娘にとっても違った意味で暑い夏 辛い夏になりました
中学からずっと続けているテニスを今年再開しました
10年ほどのブランクがあるのでスクールに通っていたのですが
肉離れをおこし、さらにアキレス腱も切ってしまったとのこと
準備体操もきちんとしていたそうですが、コーチの話では水分不足だったかもしれないとのこと
10日に手術をし、二週間は安静にしないといけないので入院とドクターには言われていたのですが
仕事の鬼? 15日からは松葉杖で仕事を再開しました
最寄駅まではタクシーを使っても、電車通勤 大変なことだろうと心配している母を知ってか・・・
弱音を吐かない ちょっとさびしい母です
土日は帰るように言っても階段が上れないということで、自分のワンルームの方が動きやすいらしい
しばらくは、煮物でも持って様子を見に行こうと思っている

そんなことで、今年は新盆だというのに・・・
娘と二人で祭壇を作って・・・なんて思っていたのですが、慌ただしいお盆になってしまいました
お越しくださる予定の方にもご遠慮いただいたりと失礼なこともしました
でもうれしかったのはいつも留守番している義母が娘の病院に2度も行ってくれたこと
めったに出かけない義母にとっての珍しいドライブ
外の流れる風景を興味深そうに 楽しそうに見ては話しかけてきます
そんな義母も義理の妹たちが住んでいる方のホームに入ることを希望し、探し始めました
ホームに入っても毎年はお盆には帰ってくるのでしょうけど、ずっといるのは最後の夏かもしれません
          


毎年 10万人以上の見学者がいる 埼玉県行田市の古代ハスの里へ行ってきました
1,600枚ほど撮った写真の整理が中々うまくいかず種類ごとに整理しようと思うのですが
どんどん記憶が混乱している状態です

古代ハスの里では 42種類 12万株の花蓮が咲き乱れている
今までは車で15分ほどの近いところにある古代ハスの沼に行っていた
友人から行田の古代ハスの里を勧められていたけれども、車で小一時間かかること、
朝が早いことを思うと思いきれなかった
でも今回は誘ってくれる人たちがいて、しかも車に乗せて行ってくれるという
たいていは車の運転手になっていた私にとってはそれだけでも行けない理由が一つ減ります
この日も義母の朝食を作り手紙を書いて、4時には家を出ました

古代ハスを見るのは、近くの蓮沼でも同じだと思っていたのですが、全く違いました
駐車場から入ると、【世界の蓮園】のコーナーがあります
こんなにもあるのか!というほどいろいろな種類の蓮、色や花弁の形

そこでは“蓮博士”に出会い園内をずっと解説していただきながら見て回ることができました
中にはなんと 開花を手伝わないといけない蓮もありました!
“蓮博士”がそっとお手伝い! 自力では2,000~3,500枚の花びらを開くことができない


蓮博士が小さい頃のおやつに食べていてという蓮の実もこっそり・・・ご相伴にあずかりました
ナッツのような香ばしい“美味しいおやつ”
博士は、もっと来てくれた人たちにもこんなことも体験させてあげたい とおっしゃっていました
私たちは、博士に出会い何ともラッキーなガイドをしていただいたことか
一日目の蓮の花、二日目のそれ、三日目の・・・たくさんの楽しい情報を教えていただきました
気品のある蓮の花の美しさに魅了した一日でした

実は、7月22日に行ったところ曇り空で蓮がシャッキと咲かないということで
“蓮博士”に誘われて翌週も行くことになりました
翌29日は娘も一緒です
ずっと見せてあげたかった一つです

行田の古代ハスは、建設工事の際に出土した種子が自然発芽し開花したもので
1,400年も前の蓮です
蓮の種はとても固く、自然開花は難しい種です
それを研究されたのが大賀博士
その名前をとって大賀蓮とも呼ばれています
硬い種を少し削って発芽を助けます
優雅な咲姿を楽しみながら・・・感動しながらたくさんの写真を撮ってきました



王子連と舞妃連・・・平成天皇・皇后様のお花です


一番人気の甲斐姫のところはいつも人だかりでした




素晴らしい蓮の魅力を存分に楽しんできました
素敵な“蓮博士”にも感謝しています

行田市はいろいろな活動をしていて、【たんぼアート】なるものも展望台から見てきました

このアートはすべて古代米を植えたものです
黄色は“黄大黒” 白色は“白いかがやき”黒色は“紫 905”という品種を使った素敵なアート

“ホタルの川”が作られていて、蛍の姿も見ることができました
 
夜に来ることができたら、飛んでいる蛍の姿も見れたかも知れません
     


娘も今まで仕事で休みがなかったので、こんなことは久しぶりのこと
蓮の実のおこわと古代ハスの切り花のお土産を買って家に帰ってきました





母に感謝しながら・・・

2012年06月02日 | 温泉の旅
今年はたくさんの法要が待っています
まずは、母の十七回忌法要
義父の三回忌法要
そして、夫と息子の一周忌の法要

父の法要は田舎ですから 三十三回忌まで親戚をよんで盛大に執り行いましたが
すでに両親の兄弟も高齢になり集まることが大変になってきましたので
今回の母の法要は、子供たちである私たち姉弟だけで執り行うことにしました
いつものように実家にいる妹がいろいろな手配をしてくれます
姉弟だけでやるというのはとても気が楽なことで
すべてをできる人が分担して、かかる費用さえも分担すればいい
そんな気楽な母を偲ぶ十七回忌法要でした

田舎のお寺、夏休みにはこの境内でラジオ体操がありました
そのころの境内はとても広かった
そしておじいちゃんが寄付したという境内の藤が満開で芳しい香りが一面に漂っています
藤の香りと美しい花を見るたびにおじいちゃんのこと、そして母のことを自然に思い出します
私たち兄弟の名前はこのお寺の和尚様につけていただいたもの
そのおじいちゃん和尚さまが他界されて、お孫さんの和尚さまがこのお寺のご住職になられたと聞いたその何年もたたない内に
その若い和尚さまが一昨年突然の病で他界されました
母の十三回忌法要の会食の席でいろいろなお話をされていたそのお姿が懐かしく思い出されます
まだ30歳になられたばかりの和尚さまですが、檀家からも信頼されていた立派な和尚さまだったようです
そんなことで現在は、そのお父さまの和尚さま
なんとなく小さいころから馴染んできたおじいちゃん和尚さまじゃないこと
若くして亡くなられた和尚さまじゃないのはとても寂しい感じがしました
会食は、素敵な古民家の懐石料理
縁側のある風情のある静かな席でした
父が早く亡くなり苦労をかけた母にはもっと長生きをして欲しかった
温泉が好きだった母を偲んで今夜は温泉に一泊です
母に託けて、私たちがのんびり楽しんできました

今日のお宿は、松本にある【扉温泉 明神館】です

  松本市街から美ヶ原高原へ向かう薄川上流の渓谷、標高1100mにある閑静な山の温泉
  起源は明治初期に山仕事の民が見つけたと伝わります
  扉の名の由来は、天の岩戸を開いた天手力雄命が戸(扉)を戸隠神社に運ぶ途中、ここで休んだという神話に由来します
  「東の扉」「西の白骨」とも言われる、胃腸症に効く名湯です

写真のピントが合っていないところがかなりあります <(_ _)>
松本から入ればよかったのに、美ヶ原からのルート 山道で娘が車酔いをし
しばし山道で休憩
まだ山頂では桜の花が満開で見ごろを迎えていました

【明神館】では大変贅沢なお部屋で、部屋にも源泉かけ流しの露天風呂風のお風呂付です
夕方6時過ぎに入ってのですが、妹はまずその内風呂を体験
きっと母がいたら同じようにまずお風呂を楽しんだことでしょう
食事はお任せにしたら《モダン懐石》
この宿の食材は、自家農園で育てられた有機野菜を使っています
明神館では、ずっと以前から『地産地消』を実践し、有機野菜を作り続けて来た自家農園・扉農場だそうです
信州の豊かな自然に育まれた、安心・安全な無農薬の野菜なのだそうです
※『地産地消』とは、「地域生産地域消費」の略で、その地域で生産された食材をその地域で消費すること
食事が終わると、窓辺の席に案内され、夜景色とせせらぎを聞きながらお茶をいただきました
デザートは、3種 優しい味に夜が更けるのも忘れて美味しいお茶と雰囲気を堪能しました

このお宿の温泉は素晴らしいものでした
3つあり【露天ぶろ付き大浴場】・立ってはいる【立ち湯】・寝そべって入る【空湯】
一番気に入ったのは、深さが120mある立ってはいる立ち湯です
お風呂の扉を開けるとまっすぐに目の前が温泉でその先の露天の風景が目に飛び込んできます
両サイドの壁には間接照明と雰囲気があります
早朝ということもあり、その素晴らしいすべてを独占し、立って入ってきました
ということで、写真も撮ってきました

自然の中にいる幸せを感じてきました
お宿のチェックアウトは、ゆっくりの12時
それもうれしいサービスでした

松本を少し散策
松本城の南側に“縄のように長い土手”から由来している縄手通り商店街があります
江戸期の城下町松本の風景を再現しているのだとか・・・
50近く並ぶ各店舗は懐かしい玩具や古民具・骨董・駄菓子や飲食物などなど、見ているだけで楽しくなるそぞろ歩きコース
メインキャラクターのかえるはとてもユーモラスです

ちょっと時間の流れがゆっくり感じられる、懐かしい匂いのする場所です

昨年は、主人の見舞いに長野に来てくれた息子と一緒にここを歩きました
豊かな土壌とおいしい水、そしてなんといっても昼夜の温度差に育まれた美味しい《高原生まれ》のスイカを
『みんなにお土産』と言って、自分は食べないのに重いスイカを買って帰ったのを思い出します
『ここのお店だったね』なんて妹と話しながら、スイカを下げて歩く姿を思い出しています



大変ご心配をおかけしました

2012年05月18日 | お出かけ
投稿しない長い期間も変わりなく訪問してくださりありがとうございました
何度も何度もパソコンに向かいましたが、何をどのように書いたらいいのか全く分からず
何度も書き始めてはやめていました
それでも こんなに長期に渡り更新されていないブログに毎日訪問してくださっている皆さんのことを
考えるだけで申し訳なくありがたく思っていました
本当にご心配をおかけし、励ましていただきましてありがとうございました


仕事は、夫の闘病中から何度も辞めたい意思を伝えたのですが、『自分のために続けた方がいい』と
ずっと励まし続けてくれたことで辞めずにきたのですが、仕事をする気持ちになれずにだらだらと時が流れてゆきました
それでも周りの温かいご配慮で、4月から仕事にも復帰し、本日ブログも再開することができました
心から感謝しています!ありがとうございました

最近の生活は仕事中心で、またお墓参りやお焼香にお越しくださる方々がまだたくさんいらっしゃるので
一緒にお墓参りしていただいたり、故人の話をいろいろと伺って・・・うれしくて涙を流し、悲しくて涙を流しています

いつも一緒に行動していた夫がいないのは堪えますが、息子の死はどうしても受け入れることができません
二人に会いたくて会いたくて・・・時間が経ってもこれはどうにもなりません
情けないことにどこにも出かけることができなくなりました
それでも1月末には夫の退職記念の旅行に行ってきました 
また3月には妹が私を励まそうと北海道に連れて行ってくれたり・・・
周りがどんなに励ましてくれても、やはりいつも一緒にいて私のことをそばで心配してくれる人がいない寂しさに慣れない毎日です

夫が亡くなった時は、胸がキュッと痛くなることが度々ありました
息子が亡くなった時は、泣きながらいつの間にか眠り、朝方の4時ごろになると胸の痛みで目が覚める毎日でした
一気に4人家族が2人になり・・・娘が独りぼっちになったらどうしよう
“死”の恐怖でいたたまれない日々もありました
今は《娘のために・・・》《○○のためにがんばろう!》と思う気持ちで頑張っています



今日は、1月に夫の退職の記念に会社から頂いた旅行の記事を書こうと思います
夫がとても楽しみにしていた旅行でした
仕事で忙しい娘に代り、毎週のように長野から川越まで看病に来てくれた妹に夫からのプレゼントです
妹の車はスノータイヤなのでそれもまた好都合なことでした
年に2回の恒例になっていた旅行
夏と冬の温泉旅行
基本ユニットは、私たち夫婦と妹の3人 そこに都合が良い娘と息子が参加することになっていました
冬の温泉旅行はまだ今年で5年目
予てから行きたいと思っていた 待望の【かやぶきの郷薬師温泉 旅籠】です
  かやぶきの郷薬師温泉 旅籠は、上州吾妻にある浅間隠山の山懐に抱かれた静かな一軒宿です
  この地に二百余年前より自噴する天然温泉と、3,386点もの懐かしい古民具の数々…
  旅装をとき、ゆるやかに流れる時感(じかん)を心ゆくまでお楽しみください
  ・・・HPより・・・

駐車場から下を見ると タイムスリップしたかのような“郷”の風景が眼下に現れました
緩やかな山の斜面に点在している移築した古い建物を興味深く見学しながら下りていくと泊まる宿に着きます
ドアは自動扉ながらどっしりとした重厚感のある重そうな扉
中に入ると大きな囲炉裏を囲んですわり心地のよさそうな椅子がありました
ゆったり寛げる素敵な空間
【かやぶきの郷薬師温泉 旅籠】


この宿の三つの温泉も魅力の一つ
【滝見乃湯】
滝を見ながら入る絶景露天風呂
夜はライトアップされる幻想的な雰囲気がいい
雪を見ながらいつまでも入っていたいと思いました

【薬師の湯】
ヒノキの香りが素敵な掛け流し天然温泉です
ゲルマニウム温浴も楽しめます
体の芯からしっかりと温まりました
本来の自然治癒力を引き出すと言われています
なんだか元気になっていく気がしました

【郷の湯】
貸し出しているブーツを履いて行く外湯
天然の薬草を旅館の人が取ってくると聞きました
『身近な薬草を利用し、お風呂で四季を味わい、心も身体もリフレッシュ』とありました
薬湯とは薬用の植物を煮出すなどしたエキスを湯に加えたお風呂の事で、昔から傷や病等を癒す為に医療用として使われていたようです

そんな素敵な上質の温泉三昧をしてきました
そして食事もまたゆったりとくつろいで囲炉裏端でいただきました
旅籠で使われている食材は、地元農家の朝摘み野菜・上州地鶏自家牧場の生みたての卵・専属の職人が打つ蕎麦など・・・
厳選素材の贅沢な楽しい食事を堪能しました
一年ぶりかのお肉 上州牛も美味
夫の食事療法で一切肉類を食べていなかったので格別だったのかもしれません
翌日は私の誕生日
朝食の時に妹と弟からプレゼントが・・・
きっと家で一人で迎えたら寂しかったでしょうね
いつも気にかけてくれる妹弟に心から感謝しています

本来なら夫が楽しむべき旅行でした
優しかった夫からの素敵なプレゼントを妹と存分に楽しんできました