
フェントの古い教会(今は美術館になっていた)(撮影:7月31日~8月2日)
フェントの朝の行動は、8時に開店するスポーツショップで買い物をすることでした。
朝食の後出発までの短い時間を使ってお店に出掛けて、下着とレインパンツを購入してやっと最低限の山道具が揃いました。
今日は今回の旅のハイライトのひとつで、フェント(1895m)からクロイツシュピッツェ(3455m)を目指す2泊3日の山登りです。
まずは、途中にあるマルティンブッシュ小屋(2501m)を目指します。
なだらかなアップダウンのある山道を登って行くと、羊の群れに出会ったり、氷河が見えてそこから幾筋もの川が流れ、道路には高山植物が顔を出し興味が尽きません。
海外で初めての山小屋は、3階建で各部屋には2段ベットになっている清潔な小屋でした。
食堂には宿泊客が集まり、ビールやワインを飲みながら談笑しています。

山小屋に向けての山道

マルティンブッシュ小屋(2501m)の遠景
翌朝はいよいよ、クロイツシュピッツェの頂上を目指して岩の山を登り始めました。
残念ながらこの日は雲が低くたれ込み、山からの絶景は期待できませんでしたが、雪渓歩きも楽しんで頂上に立つことが出来ました。

岩場と雪渓のある登山道

クロイツシュピッツェの頂上(3455m)
トレッキングの途中では、沢山の高山植物に出会う事が出来ました。
その内のいくつかをアップしておきます。




マルティンブッシュ小屋からの下山時に振り替えると、通って来た山道の先に氷河を見る事が出来ます。
あの氷河の先(3210mのイタリア領)で、1991年に5300年前の男性のミイラが発見されたそうです。
アイスマンの発見として有名で、発見されたエッツ渓谷の名前から「エッツィ」と名付けられたそうです。

来た道を振り返る・・・あの氷河でアイスマンが発見されたと云う