
コナラの木くずは、カシナガの仕業!(撮影:8月3日)
8月の植生調査は、夏場に入って日差しが厳しい中で行われました。
いつもの様にルートを辿ってゆくと、コナラの木の根元に木くず(フラスと云います)が落ちているのを発見しました。
注意してみると、多くのナラの木に木くずが見られ、枯れたコナラも見つかりました。
これは、カシノナガキクイムシ(カシナガと呼ばれる)が産卵のために穴をあけた時に生じたものだそうです。
これだけなら問題は少ないのですが、産卵の際にカシナガに寄生していたナラ菌が樹木に入り込んで繁殖し枯らしてしまうことが広がっています。
この穿孔から甘い蜜が出ているため、昆虫たちが集まってお食事処になっていました。
カブト、クワガタ、チョウが集まっているのを見ることが出来ました。

カブトムシ

クワガタ

ヤマキマダラヒカゲ?
ナラ菌に汚染されると対策は難しく、他への影響を食い止める対策しか取れないと聞きます。
汚染された木は伐採とならざるを得ないのでしょうか?
・・・大変なことです!!!