
ネットで防護したウラジロモミ


鹿が食べないテンニンソウ 堂平のブナ
27日の土曜日は「丹沢の緑を育む集い」に自然村から3名が派遣されました。目的は、ニホンジカによる樹皮喰いからウラジロモミ等を防護するためのネットを設置するためです。
参加者は約50名で、一般ボランティア団体からの3団体と県関連の自然保護団体が参加していました。
秦野駅から1時間半くらいバスで移動して、塩水林道終点から丹沢山への途中の堂平に到着するまでにお昼まで掛かりました。
午後から6班に分かれて作業に掛かり防護ネットの設置と補修・交換を行いました。
広い丹沢の中ですのでほんの一部の樹木の保護ですが、少しでも植生の保全になることを期待しつつ作業に取り組みました。
かなりきつい山道で大いに汗を掻きましたが、さすが山の中じっとしてると寒いほどで上着を重ね着するほどでした。
現地に付く途中にリーダの方から丹沢の自然の問題点について解説もあって勉強になりました。
鹿の食料となるササダケはほとんど食べ尽くされ土が流れやすい状態や鹿の嫌いなテンニンソウやマツカゼソウだけが生える場所を見てきました。
丹沢は荒れていますが、鹿を山に追いやったのは・・・人間なのです。