


エゾフクロウが止まる高い梢に見立てた・・・一斗升の棒
さえずり会の今年度(2013年)のテーマは「ワシ・タカ・フクロウ」でしたので、いつかは彫ってみたいと思った「エゾフクロウ」に挑戦しました。
その止まり木は、故郷の札幌・円山で見た木の洞の中を思い浮かべたりしていましたが、家の中を見渡してふと思いついたのが高い木の梢をイメージしたものでした。
見つけた木の素材の色と形をそのまま生かそうと、それにあった丸い台座を買い求めて作り上げたのが今回の作品になりました。

本体の一斗升
その見つけた素材は、昔の一斗升の付属品である棒・・・ネットで調べると「升騒き」とか「斗概(とかき)」とか云うのだそうです。
この一斗升は、昔骨董好きの先輩と骨董市に行く機会があって、そこで見つけて今我が家にあるものです。(今思うと、よくこんな重いものを持って帰って来たな~と思います。)
今は、あるものを入れる入れ物に使っていますが、本来の目的は穀物やその粉を計る道具だったようです。
今は亡き懐かしい先輩を思い出す品ですので、「エゾフクロウの止り木」となって身近に飾ることが出来るものに変身して良かったと思っています。