晴、22度、84%
湯葉は普段のおかずでなくて料亭のお料理でちょっぴりに出て来るような物だと思っていました。香港に渡って以来、その考えが一変しました。毎日の食事に湯葉を使う地元の人たちです。市場のお豆腐屋さんで生湯葉、揚げ湯葉、乾燥湯葉、形も色々しかも安く手に入りました。地元では炒める、揚げる、蒸し物、スウィートにも湯葉は使われています。私の湯葉好きは高じました。
帰国して近くのスーパーには湯葉はありません。ちょいといいスーパーで売られている湯葉は量は少なくいいお値段です。コロナの前は主人の香港からの土産が楽しみでした。生湯葉を凍らせて持ち帰ってくれました。毎回大量でした。いよいよ底を尽きます。最後の一袋どうやって食べようか、やっぱり生でお刺身が一番です。
庭で採れた最後のキュウリとキクラゲを添えて、薬味は柚子胡椒、おろし生姜、わさびです。美味しいお醤油を少しつけて食べると、湯葉の甘み香りが引き立ちます。少ししか盛り付けていませんがおかわりはたくさん用意しています。キクラゲ、キュウリがお供なら、中華のドレッシング和えも美味しいなあ、マヨネーズを垂らしてもいけそうです。
中華料理でも湯葉が主役の料理はありませんが、湯葉で巻いて揚げる、蒸す、蒸し物の下に湯葉が敷かれている料理もあります。おしるこにペランと浮いた湯葉に初めて出会った時は驚きました。湯葉に限らずお豆腐の種類は日本より多い中華圏です。湯葉をせっせと食べながら長く暮らした香港を懐かしみました。
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