曇、13度、85%
近場のスーパーでは見かけることのない「下仁田ねぎ」、デパートの地下でも一際いいお値段がついています。太くて寸胴、どうしてこの長ネギがこんなにお高いのかと思います。すき焼き、鍋物ではそのうまさを発揮、ねっとりとこれでもかと思う甘さです。焼きねぎにすると香ばしさが増しこの葱特有の旨みが出て来ます。
年末の年越しそばの時、薬味に「下仁田ねぎ」を刻みました。生で食べました。ピリッとしたネギの辛味と甘味が調和して、この上ない美味しさに「生だと日本酒が進むね。」と主人。その後幾度かスライスして生で食しました。
葱一つとっても、美味しいものは美味しい。贅沢をして「下仁田ねぎ」を5本、刻みました。「葱味噌」を作ります。油も入れず火にかけた「下仁田ねぎ」からジワリと水分が出て来ます。この頃を見計らって少しのお砂糖とお味噌を入れました。溶けた砂糖の水分が飛ぶまで緩やかに焦らず火を入れます。最後に白ごまを大量に投入します。
粘りのある「葱味噌」の出来上がりです。他の長ネギではこの粘りが出ません。このねぎの持つ甘さを損なわないように砂糖はごく少量。福岡の白味噌は甘めです。その味噌のうまさも手伝って美味しい「葱味噌」ができました。
お酒のアテに少量、温かなご飯に乗せると香りが立ち上がります。私はお茶請けに箸を進めました。この冬は改めて根菜類の美味しさに目覚めています。普通の長ネギで作っても好きな「葱味噌」ですが、「下仁田ねぎ」の「葱味噌」は格別です。
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