「ルンバ」の居場所

小雨、28度、86％

　「ルンバ」を使い始めたのは帰国以来です。一人で掃除をしてくれるなんてとルンルンとした気持ちで求めました。5年前、当時で一番良い機種を買いました。始めのうちは良かったのですが、だんだんと欠点も見えてきました。毎日大きなサイクロン式の掃除機を使うのはしんどくなってきました。「ルンバ」にお世話になる日が増えています。

　今年に入って、ルンバの稼働時間がぐっと短くなって来ました。「バッテリー」の寿命です。我が家の「ルンバ」のバッテリーはリチウムではありません。たとえ100％と充電してもコンセントを抜いていると「自然放電」してしまします。ですから、ずっとコンセントにつないだまま「ユーティリティ」の一角に置いてあります。40センチ四方ほどのこの空間は「ルンバ」専用です。邪魔になるわけではありません。足台が同じほどのサイズなので、カバー代わりになっています。　タオルなどのタンスと洗濯機の間が「ルンバ」の所定位置です。

　リチウムのバッテリーなら充電完了でタンスの下の隙間に格納することが出来ます。バッテリーの寿命でバッテリーを買い換えるか、リチウム対応の新機種に買い換えるか、悩み始めました。新機種は自動ゴミ捨て機能まで付いています。

　主人の実家に置いていた安価な600シリーズが2階に置いてあります。こちらはリチウムバッテリーです。充電完了でベットの下に仕舞ってあります。使い比べてわかるのは、600シリーズはフローリングばかりなら十分ですが、カーペットが多い我が家には不向き、稼働時間も我が家では足りません。

　掃除機がいつも目につくところにあると落ち着きません。人目ではありません。在宅時間が一番長い私の目です。出来たら見えないところに仕舞いたい。「ルンバ」の買い替えはすぐの問題ではありません。バッテリーが使えなくなっても当面は2階の600シリーズをおろして来て使うつもりです。

　充電式の掃除機はハンディな「ダイソン」も持っていますが、充電完了すれば所定の位置に仕舞います。いずれこの掃除機もコード付きの「ダイソン」も一体化したスティックに買い換えるつもりです。そこでまた、充電スペースが気になります。壁掛け式の充電とかもあるようですが、掃除機を出したままに部屋の飾りにするのは考えものです。あくまでも道具です。

　マンションなどの限られたスペースなら、「ルンバ」の充電スペースが邪魔なのではと想像します。体に負担に少なく便利なものには頼りたい、おかげで庭周りの電化製品も増え続ける始末です。掃除機ひとつのことですが疎かに出来ません。