■あらすじ
江戸最大の遊郭、吉原。生者と死者の情念が渦巻くこの街で、気がつくと見知らぬ神社に迷い込んでいた、売れっ子遊女のあお。そこは強く霊験のご利益を求める者のみが辿り着くという、浮世と冥土のはざま『鎮守の社』だった…! 社を訪れるのは、美しくも悲しい過去を背負った遊女ばかり。魂を導き、救うために…宮司の楽丸とともに、あおは彼女たちの人生を紐解いていく――!
■ネタバレ
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↓ネタバレ↓
浮世と冥土のはざまで
遊女が幕府公認で売られていてる花街、吉原遊郭。
その街でひとりの花魁(おいらん)姿の童女(わらめ)が亡くなります。
亡くなった童女、「あお」は浮世と冥福のはざまである、鎮座の杜で宮司を務めている楽丸と出会います。
楽丸が死んだときのことは覚えているか?とあおに尋ねますが、あおは亡くなったことに気づいていませんでした。
死んだ自覚が無い、あおは「もっと金を稼がないと!」と慌てふためきます。
その様子を見て楽丸は理由を尋ねます。
わだかまりがあり、わだかまりが恨みになると悪霊になって悪さをすると説明します。
また、悪霊がいると冥途の者は安らかに暮らせず、浮世(現世)の者にも化けて出たりと迷惑がかかるため、浮世と冥途のはざま、鎮座の杜で魂を守り、導くことを生業としているのが楽丸なのです。
あおは楽丸に、金儲けがしたいため自分を導いて浮世へ戻すように頼みます。
そんな時に…
古風な遊女の泣いている理由
鎮座の杜にいかにも古風な遊女がやってお来ます。
楽丸からの心付けに釣られて、あおは古風な遊女の話を聞くことになりますが泣いているばかりの様子。
あおは「泣いてるだけではわからん!」言い、話を聞き始めます。
古風な遊女は「富岡」と言い、醜い顔の女郎でした。
同じ里から来た「きよ花」は美人のため、将来を約束されていました。
すべておいて優遇されるきよ花は、吉岡の醜さをあざ笑うのでした。
※ここで無料立ち読み分は終了となります。
■感想
江戸時代が背景ということで絵のタッチや効果音などが独特な表現のマンガです。
この独特さが好きな方や、世界観が飲み込める方はサクサク読めると思いますが、タッチが苦手な人や古風な世界観が飲み込めない方は、読み進めるのが苦痛かなと思いました。
読み始めた時に、苦手なタッチと世界観だな…と正直思いましたが丁寧な表情の描き方や、難しい言葉の補足説明があるためすんなりと読めました!
あまり他のマンガでは見ない世界観と、あおの浮世でのわだかまり、古風な遊女は「富岡」の泣いている理由等、続きが気になってとても仕方なくなっている自分がいます(笑)
古風な世界観が苦手な方もまずは無料立ち読みしてはいかがでしょうか!?
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