著:中村文則
ふたつの対立軸に揺れる現代日本の虚無と諦観、危機意識をスリリングに描く圧巻の大ベストセラー!
突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、
そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。
二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、
やがて教団は暴走し、この国の根幹を揺さぶり始める。
神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、そして光とは何か。
宗教、セックス、テロ、貧困。今の世界を丸ごと詰め込んだ極限の人間ドラマ!
この小説には、今の私たちをとりまく全ての“不穏"と“希望"がある。
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すげえの読んじゃったなという感じ。
自分の中に宗教がないもんだから疑問符飛びまくりのところがあるんだけど
まるで今の状況を言い当てているようなドキっとするような描写もあったりして
(2年前の作品)。
同世代、、てか1歳下でこういうの書いてしまう人が現れたのだねえ・・。
しかも福島大学。
私の同級生たちに面識ある人とかいるのかなー。