昨日午後、親切なアドバイスをしてくださったおばさま、結果報告いたします。
寒空だけれど、雨が降っていないから行ってみようと。二駅向うの催し。
お店で、おおこの長顔長首にちょうど合う好みのペンダント見つけて。
やれ嬉しやとついでに八百屋なんぞに寄って、だいこんやナスなんぞ買って。
ホームに上がってみれば構内放送。人身事故のため電車は止まっているとのこと。あちゃあ。
どうしようかしら、たった二駅乗れば我が家の最寄駅なのに。
思案するもあなた任せの出来事、待つしかない。
と、またもや放送、「どうぞ駅から出ていただいても」との親切。
バスを使えば何とかなるかも、と駅前のバスターミナルへ。
たった2か所しかないバス停ベンチに件のおばさまは座っていた。
バス停が2か所しか。もっとほかにあるんじゃないかとそのおばさまにお聞きした。
ここしかありません、「田舎ですから」ですって。
えっ?田舎ですか?いちおう横浜に入るけどなあ、と。
「田舎です!」きっぱり。
そうねえ、2か所しかないバス停、しかも1時間に2本しかないバス。田舎といわれれば田舎かもしれない。
お隣に座っている奥様は苦笑。
「どちらへ」と聞かれたので「そちらへ」と答えるとルートをいろいろ考えてくださる。
時間まで、ここに座って通る人をいろいろ眺めるとかしてお過ごしになったら?と素敵な提案してくださる。
その気になりかかったらまたもや。
「私、ここのバスは公共交通機関として認めませんの。電車の事故は何時ころでした?
それならJRはダイヤが乱れることを嫌うから、駅員さんに確かめて待っていた方がいいかもしれないわね。そちらを勧めるわ」
とのまことに的確なアドバイス。
そうだ、ルートが分からないバスに乗って、しかも乗り換えなきゃいけないなんて。そっちにしようと決断。
公共交通機関じゃないバスが来たので件のおばさまは乗り込んで。私はろくろくお礼も言えなかったけれど。
はい、おっしゃる通りでした。
電車は30分遅れで最寄駅に着きました。
何より楽しい会話付きの30分。寒空を吹き飛ばしました、いやあいろいろお世話になりありがとうございました。
私も「きっぱり」の人を目指します。
災い転じて福となす、違うかしら。