記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

最初のサザエさん連載で知られる夕刊フクニチ新聞が発行していた昭和の「団地新聞」が面白い!

2015年06月26日 20時22分10秒 | 福博まちの記憶

収集している昭和期の膨大な写真資料を活かすための周辺資料として、当時の地域雑誌やタウン誌、業界新聞も積極的に収集しています。これはその中の「団地新聞」です。

「団地新聞」は福岡市を中心に北部九州一円に広がる団地の最新情報や生活情報が掲載されている業界新聞ですが、記事も広告もバツグンにマニアックで面白い!調べると編纂発行は「サザエさん」の連載開始時の新聞として知られる夕刊フクニチ新聞だったようです。

今のところ昭和40年代分しか入手できていませんが、どれくらいの期間発行されたものなんでしょうか。西日本鉄道グループが開拓した団地は西鉄本社のアーカイブに資料が遺りますが、それ以外については団地向けの西鉄路線バス開設などの資料・写真以外は市史に少しある程度の情報で詳細はまとめられていない気がします。

県や市の住宅センターなども関係分しか資料は無く、すべてが断片的なので「団地新聞」の存在は全てをデータベース化できれば福岡市の都市化の詳細履歴を把握できる素晴らしい資料になりそうです。ある程度の情報が集まると、改めて県立図書館などで裏付け資料を調べ、また新たな資料開拓をするの繰り返しの地道な作業です。

1992年に休刊廃業したフクニチ新聞社の資料群のうち、本紙に掲載されたニュース写真のプリントは福岡市総合図書館に入り、近年ようやくマイクロフィルム化が進んでいるようです。膨大な本紙もマイクロフィルム化されていますが、閲覧も大変なうえ写真画質は最悪なのでやっぱり本紙面を地道に集める方が実用的なのも悲しい事実です。

 

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