記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

1925(大正15)年の福博写真帖はレア写真の宝庫。

2016年11月25日 00時33分29秒 | 福博まちの記憶

手持ちの1925(大正15)年の写真帖をデジタル化しつつ改めてよーと察すると、色んなお店が写っています。1枚目の博多掛町、右手前は岩田屋呉服店(岩田屋)ですね。

2枚目の東中洲千日前、右手前の「釜めし」看板のお店は当時創業したばかりの大阪屋さん。現在もほぼ同じ場所で盛業中です。

3枚目、新道通りはのちの寿通り。博多大水道の名残りの水路に石蓋をして開設された細い路地が商店街化、櫛田神社境内にそのうちの一枚が遺ります。

4枚目の川端通りには福岡最初のレコード店、土屋蓄音機店(のちの土屋レコード)も見えます。現在の博多リバレインの北側(ホテルオークラ付近)でしょうか。

5枚目の中洲京極、松葉屋呉服店が中洲大火後に建てた商店街ですが、現在この場所には松葉屋の屋号「松居」一番館(1Fセブンイレブン)ビルになっています。

6枚目は中洲中島町、現在は昭和通りの拡幅で名残りがありませんが、当時は福博一の繁華街で児島洋品店などが見えます。

いずれも後年発行の写真集で見たことのないレア写真ばかり、ようやくのデータ化終了です。今年は天神エリアに周年が集中しましたが、来年2017年は博多・中洲エリアで周年が多くなるので、今から諸々企画を考え中です。


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