芸術の秋ですね。うちの近くの鎌倉芸術館でも、いろいろな展覧会が開かれるようになりました。今も、二つの絵画サークルの展覧会が開かれています。散歩がてら、ちょっと覗いてみました。まず、水彩画の部屋に入りました。淡い色彩の、ほっとするような、いい絵ばかりでした。それに、見慣れた風景が描かれています。鎌倉の華頂宮邸とか鎌倉湖、寿福寺の参道もありました。横浜の景色も、私の良く知っている建物や風景です。
横浜開港記念館の絵を見ていて、あれ、どこかで見たような絵だなと思い、しばらくして、気づきました。私の親父の絵です。親父は退職した後、しばらくして、色鉛筆による写生画をはじめました。製鉄所に勤めていた、いかつい親父でしたから、こんな趣味をもつようになるなんて、夢にも思いませんでした。数年すると、人にみせても恥ずかしくないような絵を描くようなりました。3人の子供達に自分の自信作を渡して、10数年前にこの世を去りました。私は、牛久シャトーの洋館と、パリの落葉がいっぱいのリュクサンブール公園のベンチに座っている私とワイフの絵をもらいました。どちらも私達夫婦にとって思い出の景色なのです。色鉛筆と水彩の違いはありますが、スケッチの描き方がよく似ていて、思い出したのでした。
隣りのギャラリーでも、地元の絵画サークルの発表会がありました。裸婦、自画像、娘とか、人物画が多くみられました。これがアマチュアの絵か、と思うレベルのものが、たくさんありました。こんな上手な人ばかりだと、ずぶの素人はサークルに入りたくても、躊躇するだろうなと思いました。私がもし絵を始めるとしても、やはり、親父のように、先生なしの自己流になるのではないかと思いました。
もうひとつ先のギャラリーでは、販売を兼ねた、有名作家の展示会がありました。東山かいい、平山郁夫、後藤純夫など錚々たる作家の日本画が飾られていました。ときたま、大船ルミネでこの種の展示があるときは、うるさいくらいに係りの人が寄ってくるのですが、ここでは、質問しない限り、黙っていてくれます。公共的な会場なので、きっとそういう条件で貸したのではないかと推測します(笑)。おかげさまで、ゆっくり鑑賞させてもらいました。
まだしばらく、芸術の秋は続きます。また、散歩の途中、覗いてみようと思います。
横浜開港記念館の絵を見ていて、あれ、どこかで見たような絵だなと思い、しばらくして、気づきました。私の親父の絵です。親父は退職した後、しばらくして、色鉛筆による写生画をはじめました。製鉄所に勤めていた、いかつい親父でしたから、こんな趣味をもつようになるなんて、夢にも思いませんでした。数年すると、人にみせても恥ずかしくないような絵を描くようなりました。3人の子供達に自分の自信作を渡して、10数年前にこの世を去りました。私は、牛久シャトーの洋館と、パリの落葉がいっぱいのリュクサンブール公園のベンチに座っている私とワイフの絵をもらいました。どちらも私達夫婦にとって思い出の景色なのです。色鉛筆と水彩の違いはありますが、スケッチの描き方がよく似ていて、思い出したのでした。
隣りのギャラリーでも、地元の絵画サークルの発表会がありました。裸婦、自画像、娘とか、人物画が多くみられました。これがアマチュアの絵か、と思うレベルのものが、たくさんありました。こんな上手な人ばかりだと、ずぶの素人はサークルに入りたくても、躊躇するだろうなと思いました。私がもし絵を始めるとしても、やはり、親父のように、先生なしの自己流になるのではないかと思いました。
もうひとつ先のギャラリーでは、販売を兼ねた、有名作家の展示会がありました。東山かいい、平山郁夫、後藤純夫など錚々たる作家の日本画が飾られていました。ときたま、大船ルミネでこの種の展示があるときは、うるさいくらいに係りの人が寄ってくるのですが、ここでは、質問しない限り、黙っていてくれます。公共的な会場なので、きっとそういう条件で貸したのではないかと推測します(笑)。おかげさまで、ゆっくり鑑賞させてもらいました。
まだしばらく、芸術の秋は続きます。また、散歩の途中、覗いてみようと思います。