気ままに

大船での気ままな生活日誌

河津桜、鎌倉で咲き始める

2008-02-09 18:21:05 | Weblog
沖縄の緋寒桜の花見をして以来、ボクの心はすっかり桜モードに切り替わってしまいました。今朝のニュースで、伊豆の河津桜祭りが始まったというニュースを聞き、そして、ネットで河津川桜並木のつぼみがふくらみ、ようやく1分咲きになってきたことを知り、もうボクの心は落ち着かなくなりました。さて、鎌倉の河津桜(現在9本確認している)はどういう状況なのだろうか。

で、早速、去年も早めに咲いていた鎌倉宮の鳥居の前の3本の河津桜の開花の有無を偵察に行ったのであります。八幡さまを抜けて、荏柄天神社の咲き始めた紅梅、白梅を見学して、鳥居前につきました。

ななななんと。3本のうち一番端の1本が、もうばっちり咲いているではありませんか。なんという、早業、白馬にまたがり駆けつける鞍馬天狗のようだ、すごい、すごい、すごい、ボクはとんま天狗のようによたよたと駆け寄り、幹におさわりしながら誉めてあげました。本場の河津川桜並木より先を行っている、本当にたいしたもんだ。

あれ、先日観た沖縄の緋寒桜とよく似ている、濃いピンクだし、悲観してうなだれているところまでそっくりだ。河津桜は大島桜と緋寒桜(寒緋桜ともいう)の自然交雑でできた”品種”だそうだから、似ていてあたりまえなのだ、たぶんお母さんの緋寒桜似なのだろう。そんなことはどうでもいい、鎌倉が本場河津に先駆けているというのが、おいらの自慢なのです




でも、あとの2本はようやく開花が始まったところでした。寒くて風邪でもひいて、寝てたのでしょう。
そして、ボクは、”神苑内の河津桜が咲き始めました”というそばの案内板をみて驚きました。神苑は料金を払ってから入るところで、普段あまり入場しないところでしたので、河津桜が鳥居前以外に植えられていることを今まで知らなかったのです。それで、ボクは境内に入り、受付で聞いてみました。すると、確かに植えてありますが、本殿の神苑は塀で囲っていますので、隙間からしか見えませんというお答えでした。 でもどうしても覗いてでも観たかったので、入ってみました。

確かに、塀の内側に河津桜の若木が5本植えてあり、そのうち、何本かがピンク色の花を咲かせていました。塀の隙間からデジカメを入れ、撮りました。



今日は、”河津桜、鎌倉で咲き始める”という特ダネをゲットしたし、おまけに鎌倉の河津桜確認数を一気に5本増やすことが出来たし、今晩の、祝い酒がすすみそうです。

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鞍馬天狗展

2008-02-09 10:20:11 | Weblog
NHKの木曜ドラマ”鞍馬天狗”は、毎回楽しくみさせてもらっています。原作者の大仏次郎さんの生誕地、横浜山手に大仏次郎記念館があり、そこで今、”鞍馬天狗展”をやっているというので、覗いてきました。

貴重な自筆原稿や初版本の陳列のほか、映画関係の展示も多くありました。嵐寛寿郎主演の鞍馬天狗は40本もあったそうですね。アラカン以外では、ボクもフアンだった東千代の介、市川雷蔵も天狗を演じたことがあるそうです。いずれも細面ですね(笑)。当時の映画ポスターが飾られており、なつかしく思いました。なつかしいといえば、松島とも子さん。杉作役の彼女がアラカン天狗の隣りにいるポスターがありました。とも子さんは吉永小百合さんやボクと同学年で、当時、子役の大スターでした。小百合さんは当時、ラジオの”赤胴鈴の助”で小百合役の声優で活躍していました。そういえば、テレビでは、杉作少年役をおいていませんね。

鞍馬天狗展でボクが初めて知ったことがあります。それは、鞍馬天狗が幕末の京都だけではなく、維新後、東京や横浜にも”参上”していたことです。”新東京絵図”等の作品で、天狗は海野雄吉と名を変えて、築地に住み、江戸第一の釣師と自称しています。勤王の志士としてあれだけ活躍したのですから、通常は新政府の要人として活躍してもいいはずですが、大仏次郎さんは彼にこう語らせます。

昨日の狂人じみた攘夷論者が、今日はけろりと開国論者になっているではないか。オレは幕府を倒す立場だったが、世の中の成り行きを先の先まで見通していたのは、薩長の人間より、幕臣の中に多かったようだ、俺なんかもわからなかった方の人間の一人さ。

”新東京絵図”は1947~48年に書かれたものですから、当然、太平洋戦争前後の人々の変わり身の早さをみていての文章であることは間違いありません。是非ポスト”鞍馬天狗”を読んでみたいと思います。大仏次郎さんのつぶやきが聞こえてくることでしょう。

・・・
ここに来る前、春節の始まった横浜中華街の正月風景を楽しんできました。ランチは、関帝廟近くの池波正太郎さんが通ったというお店で豚足そばをいただきました。







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