気ままに

大船での気ままな生活日誌

修善寺温泉にて

2008-10-28 17:59:59 | Weblog
父が亡くなった年に、母を慰めるために始めた家族旅行が毎年恒例になってしまい、今年も出掛けた。家族旅行とは、母とボクと妹二人の実子だけで、それぞれの配偶者は入っていない。文字通り”家族水入らず”(笑)の旅行である。互いになんの遠慮もなく、こういうグループの旅行もなかなかいいもんである。もう十数年になる。

一泊旅行なので、どうしても伊豆箱根方面が多くなるが、今年は、中伊豆の修善寺温泉にした。宿は、ボクも一度は泊まってみたかった、漱石が病気療養に2ヶ月ほど逗留したという、老舗旅館の菊屋にした。

昼前に修善寺駅に到着。荷物を旅館に預け、温泉町をそぞろ歩いた。源氏にゆかりのある町で、結構、名所旧跡が多い。ボクは3年ほど前、若き日の頼朝と政子がすごした韮山の町や、二代将軍頼家や頼朝の弟の範頼の墓のある此処、修善寺も訪れたことがある。

宿では予約しておいた部屋よりずっと広い部屋に案内されて驚いた。4名だったこともあり、部屋も開いていてサービスしてくれたようだ。漱石の泊まった部屋は、ボクらの部屋の向かいにあり、その日は泊まり客がいて、室内は見学はできなかった。

それぞれ三つの露天風呂と内風呂をはしごしたり、おいしい和会席料理とお酒をいただき、温泉好き、そして酒のみ家族(笑)は極上のひとときをすごした。

翌日は願ってもない秋晴れ。タクシーで10分ほどの”虹の郷”を訪れた。ちょうどその日から日本庭園で”菊祭り”が開かれていた。とてもすばらしい菊景色だった。”菊屋に泊まり、菊祭りを観る”思い出に残る家族旅行となった。

。。。。。

修善寺の山門

菊屋の下を流れる桂川

菊屋の回廊 明治、大正、昭和、平成とつないできた廊下

漱石の泊まった部屋がそのまま”虹の郷”に移築されている。

虹の郷の菊祭り


コメント
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