気ままに

大船での気ままな生活日誌

隠居丸

2009-08-14 09:25:54 | Weblog
先日、国府津の海辺を散歩して、駅へ戻る石段でみかけた。古いモーターボート。屋根の上にはお花畑が。まるでオブジェのようだ。幸せだな、お父つぁん。引退したあとも、捨てられず、こんなにも大事にされて。



舟先をみると、名前までつけてもらっていた。”隠居丸”(爆)。はじめから隠居丸でなく、隠居してからつけてもらったんだろうな。さっそうと海上を走りまわっていた頃は、加山雄三の”光進丸”みたいな、生きにいい名前だったんだろうな。こんな歌を歌いながら、相模湾を疾走するお前の姿が目に浮かぶようだよ。

海・その愛

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作
歌唱:加山雄三

海に抱かれて 男ならば 
たとえ破れても もえる夢を持とう 
海に抱かれて 男ならば 
たとえ独りでも 星をよみながら 波の上を 行こう 
海よ俺の海よ 大きなその愛よ 
男の想いをその胸に抱きとめて
あしたの希望を 俺たちにくれるのだ



でも、いいな、そこからいつも、むかし縦横無尽に走りまわった、大きな海がみえて。えっ、目がみえないのか、そうか、でも波の音は聞こえるだろう、なあ、お父つぁん。

波止場だよお父つぁん
 
作詞 西沢爽  
作曲 船村徹
歌唱 美空ひばり

古い錨が 捨てられて
ホラ 雨に泣いてる 波止場だよ
年はとっても 盲(めくら)でも
むかし鳴らした マドロスさんにゃ
海は 海は
海は恋しい ねーお父つぁん


。。。

ついでながら、ひばりさんの”波止場だよお父つぁん”はこの一番の歌詞が一番いいのですが、テレビでは、必ず、二番か三番しか放送されないんですよ。一番に”めくら”とゆう放送禁止用語が入っているからです。ぼくは、もともと、言葉の使用に”お上”が規制をかけることに対し、疑問をもっています。とくにこの詩の中で使用されている、”めくら”に差別的な意味を感じる人がどれほどいるでしょうか。やさしさばかりが、涙いっぱい込められているではないですか。
コメント
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