気ままに

大船での気ままな生活日誌

空よ

2010-06-23 20:48:59 | Weblog
今日もいい一日だった。
”龍馬伝”のお話しを根岸線の隣駅のホールで聞いて
帰りに、お茶の稽古のあったワイフと5時頃、待ち合わせて
大船の魚やさんの経営するおいしい回転ずし屋さんで
おつまみに、刺身一皿と、帆立て貝のバター焼きを注文し、
生ビールとお酒を2合ほどいただいて
気が大きくなって、大トロの寿司とか、高いお皿のものをいくつか
いただいて、ああいい気持ちだ、と外にでた。

ワイフは大船の仲通りの八百屋屋さんで買い物。
ぼくは、ふらりふらりと、家に帰る。

空を見上げると、西の空は紅い雲で
東の空は青い空で、
おまけに、まだ白いお月さま、まで出ていた。

こんな、なんでもない一日がとても幸せに感じるようになった。
もう、先が長くないのだろう。

空をみてたら、自然に、トワエモアの”空よ”をハミングしていた。
ノラ猫が目の前を横切ったので、内田百先生の”ノラや”を思い出して、
ついでに替え歌をつくって、歌っていた。




・・・・・
空よ

難波寛臣 作詞/作曲
トワエ・モア

空よ 水色の空よ
雲の上に 夢をのせて
空よ 私の心よ
想い出すの 幼い日を
故郷の野山で初めて芽ばえた
あどけない二人の 小さな愛
空よ 教えてほしいの
あの娘は今どこにいるの

故郷の野道で 堅く手をにぎった
あの頃の二人の 小さな愛

空よ 教えてほしいの
あの娘は今どこにいるの

。。。

ノラや

内田百先生代理人作詞

ノラや 灰色の猫よ
雲の上に 夢をのせて
ノラや 私の心よ
想い出すの おまえと出合った日を
故郷の野山で初めて芽ばえた
あどけない二人の 小さな愛
ノラよ 教えてほしいの
あまえは今どこにいるの

故郷の野道で 堅く手をにぎった
あの頃の二人の 小さな愛

ノラよ 教えてほしいの
おまえは今どこにいるの
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観じる民藝 in そごう横浜

2010-06-23 11:03:19 | Weblog


午前中、鎌倉女子大の公開講座”おくのほそ道”(二巡目;記憶力が衰えているので、また新たな気持ちで;汗)を受講してから、横浜へ出掛けた。そごう美術館で”観じる民藝”展をやっていて、いつかのぞいてみようと思っていたのだ。尾久彰三(おぎゅうしんぞう)コレクションの展示であった。尾久さんは、伯父さんが柳宗悦と共に民藝運動をしていた方で、子供のころから、おじさんと一緒に骨董屋さん巡りをしていて、就職先も駒場の日本民藝館の学芸員だった。こうして、生涯集めた、”民芸品”が横浜に集合しているのだ。

結論を先にいうと、なんともいえず、いいものばかりで、こころがほんわかした、というところだろうか。とにかく幅が広い、丹波焼、瀬戸や唐津などの古陶磁器もあれば、土器や埴輪が出てきたり、沖縄の漆器類がひょこと顔を出したり、江戸の、お土産屋さんで売っていたような大津絵、泥絵などが現れる。”シンプルな美”というテーマでは、なんと、針金で造った△のハンガーや鍋しき、土管まで出てきて驚かされる。でもみんな、それぞれ、うつくしい。

宗悦も好んだ朝鮮ものも、もちろんある。李朝の工芸品の数々、そして、中国の官窯ではなく、民窯の、日本人の注文でつくられた染付の陶磁器などもある。一方、石仏や仏塔等も展示されていて、石のねずみや狼がいて、とてもかわいらしかったし、野仏や道祖神もよかったな。自宅の玄関先の写真も展示されていたが、これらの石仏たちが木々の間に心地よさそうに居座っていた。いいご主人さまに巡り合えてよかったねと声をかけたくなった。

これらの作品には、国宝もなければ、重要文化財もない。骨董界の”庶民”であり、笠森おせんちゃん(汗)である。何気ないものから美を見出す、屋久さんの”眼力”には感心した。芭蕉の句もそうゆうところがある。

以下に、ちらしに載っていた、作品のいくつかを紹介するが、ぼくが一番気に入ったものは、そこには入っていない。それは、木彫狛犬(室町時代)で、宮崎の米良地区の神社の狛犬だったものだ。両腕で抱えると子犬を抱いているようだと、屋久さんの感想がのっていた。大きさも手ごろだし、目も可愛いし、えさ代もいらないし(爆)、加えて、永遠の命で、つらい別れもない。究極のペットだ。欲しくなったが売ってくれないだろう。こんど鎌倉や藤沢の骨董屋さんで捜してみよう。10万円くらいまでなら手をうとう

弥生式土器(肌がうつくしかった、スタイルもよかった)と貼付文壺(スペイン製、文様を楽しむために逆さに飾るとのこと)

阿弥陀三尊来迎図(鎌倉時代)と蓮池水禽図(室町時代)。屋久さん、お気に入りの一品。

さまざまなる民芸品


”屋久さんと友人たちとの語らいが日曜日ごと開かれていて、6月27日には、白洲信哉さん(白洲次郎・正子さんと小林秀雄さんの孫にあたる方)が出席します。そごう美術館に電話でお申し込みください。ぼくは、そごう美術館のまわしものではありませんが、これくらい宣伝すれば、次回の招待券くらいはくれるだろう。

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