こんばんわ。
今日は、15年振りの火星大接近の日というので、楽しみにしていた。心配していたお天気も上々。午後9時頃には、満月から三日目の”居待月”のお月さまも東の空に昇ってくるので、火星とのツーショットも期待できる。
午後8時頃、ベランダへ。すでに東南の空に、こうこうと輝く火星が昇っていた。空を見渡すと、順に土星、木星、そして西の空には金星と、ほぼ等間隔に並んでいる。まさに、晴れ舞台。
午後8時の星空(国立天文台)
火星(矢印)
オレンジ色の火星
そして、NHKニュースが始まる午後9時頃。東の空にお月さまが昇ってくる。
お月さまと火星(矢印)
ベランダから部屋に戻ると、NHKニュースでは火星大接近の話題。明治時代でも大きなニュースとなり、錦絵にも描かれた。なんと火星に西郷どんが。
今日、上野で西郷どんを見てきたばかり。
火星といえば、火星人。火星人から見た地球人はこんな姿をしているらしい。
フランク・パウル 火星人が想像する地球人 (2017年、森美術館で開催された宇宙と芸術展より)
ぼくは、火星を見て、谷川俊太郎の詩を思い出した。
二十億光年の孤独
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしているのか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひきあう孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
。。。。。。
今晩は、いい夢をみさせてもらった。
それでは、おやすみなさい。
いい夢を。
河井寛次郎展より