こんばんわ。
見応えのある千秋楽だった。
まず、第一ラウンドは正代対御嶽海。ここで正代が負ければ、徳勝龍の優勝が決まってしまう。何としても勝たねばならない一戦。御嶽海も勝ち越しがかかる一番。一時は大関候補の先頭にいた力士として、意地でも負けるわけにはいかない。まさに五分と五分。相撲ファンとしては、ここで正代に勝たせたい。
正代の渾身の力を出し切り、御嶽海を押し出す!
熊本のお父さんも、よしよしと安堵の表情。
そして、結びの一番は、現在、最高位の東大関の貴景勝対最下位の幕尻、徳勝龍。誰が見ても、圧倒的に貴景勝が優位。徳勝龍の勝ち目は注文相撲くらいしかないだろうと思っていた。
それが、なんと正攻法で貴景勝に立ち向かい、見事、白星をもぎ取った!
勝った瞬間に顔がゆがむ。幕尻が千秋楽結びの一番で大関を破って優勝を決めるという、史上最大の下克上優勝!
また、奈良県出身力士の優勝は98年振りという、異例づくめの優勝。
インタビューで、場所中に急死した尊敬する元近大相撲部の伊東勝人監督の霊が見ているというより、のりうつったような感じだったと、また涙を流す。
泣き笑い相撲人生、もう33歳ではなく、まだ33歳、これからも上を目指してがんばりますと。
次代を担う朝乃山、輝が見事、二けた勝利。遠藤、高安も有終の美を飾り、来場所に夢をつないだ。
それでは、おやすみなさい。
いい夢を。
ドクターイエローと呼ばれる修理専用の新幹線車両。徳勝龍のお母さんが今日、東京駅に着いたときに出会ったそうですよ。幸せを運ぶ新幹線としても知られる。この写真は、2018年3月、名古屋駅で遭遇したときのもの。