おはようございます。
円覚寺の総門前の紅葉が終盤になったころ、勢いづくのが向かいの東慶寺のもみじ。今年も見頃の東慶寺の紅葉を見ることが出来ました。おまけに、18日は観音さまのご縁日ということで、ぼくの大好きな水月観音像が御開帳されていた。展示場で拝観したことはあるが、水月堂に安置されている観音さまは初めて。ラッキー!
本堂前の紅葉。見頃に。
本堂に連接して水月堂。
本堂に入り、本尊にお参りし、隣りの水月堂へ。そこに水月観音さまがおられる。
くつろいだお姿の人気の観音さま。実は、岩にもたれて、水面に映った月を見ている姿だそうだ。こうした姿の観音像は水墨画に多く見られ、中国の宋から元時代に流行した。しかし、日本では鎌倉周辺にしか見られない。頭髪や衣の写実的な表現がみごとで、鎌倉時代13世紀の作と見られるとのこと。銅製の冠、胸飾などは後世補われたもののようだ。
では、境内のいちょうと紅葉を巡りましょう。
松ヶ岡文庫前のいちょうともみじ
松ヶ岡文庫入口に「自安」と刻まれた頌徳碑がある。これは、鈴木大拙の経済的援助をした同郷の安宅弥吉を顕彰するため、大拙が建てたもの。お墓も別の場所に並んである。
紅葉を背景に十月桜。
小林秀雄らの墓に向かう辺りの紅葉が素晴らしい。
前田青邨の筆塚辺り。
竹林ともみじ
崖のもみじ
蠟梅が二本、もう咲き始めていた。明月院につづく2号。
紅葉の東慶寺で大好きな水月観音さまにお参りでき最高の日でした。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!