こんばんわ。
例年、年の瀬まで紅葉を楽しめるお寺は鎌倉には三つある。瑞泉寺と妙本寺、そして浄智寺。今年は全体的に紅葉が遅かったが、遅い紅葉として知られている新宿御苑のもみじ山の紅葉が燃えるように染まっていたので、瑞泉寺の先日の下見に続き、浄智寺へ出掛けた。瑞泉寺はまだ早かったが、ここはもうOKと云っていいでしょう!
浄智寺総門の向こうの黄色のもみじが見頃になっている。
門をくぐれば紅葉も群れ成して。
鐘楼門へ向かう石段の右側に紅葉が並ぶ。もう見頃!
惣門方面を振り向く。
鐘楼門。ここのモミジは青いのも混じる。
鐘楼門の向こうは本堂。本堂前の銀杏の絨毯は色褪せてきたが、紅葉は鮮やかに。
書院方面への道
書院の庭園。四季折々、野趣に富む草花の群生を魅せてくれるが、紅葉華やかな頃は目立たぬようにひっそりとしている。
向かいの森の道。
布袋さまにご挨拶。今日は日向ぼっこか。
布袋さまの前の大紅葉が華やかに染まっていた。
七福神の布袋さまにお正月での再会を約束し、書院の表玄関に出る。ここの大もみじも輝いていた。
茶室から奥の庫裏と思われる建物の庭の紅葉もすごいのだが、今年はイマイチ。
もう明日はクリスマスイブだというのに、この見事な紅葉。大満足でお寺を出た。目の前に拡がる風景もお見事。紅葉と銀杏のハーモニー。
ここから源氏山の登山口まで上がる道も紅葉が楽しめる。
途中に日本画家、小倉遊亀の旧居の玄関口だけが残っているが、そこの紅葉。小津安二郎監督もこの近所に住んでいた。
遊亀さんは、晩年、105才まで、北鎌倉に住んだ。女性としては三人目となる文化勲章を受章した。松園さんが最初。山岡鉄舟門下の小倉鉄樹と結婚、平成7年、女性初の鎌倉市名誉市民となった。
コーちゃんの休日(都現代美術館、1960)越路吹雪がモデル
さらに先へ。
年の瀬の鎌倉紅葉、まずは浄智寺で成功!
今年最後の下弦の月(夜明け)
うす紅富士
では、おやすみなさい。
いい夢を。
年の瀬の夕空
日本に、このような錦があることに感謝です。
自然の織り成す布の、なんと美しさ。
まさに、山姥の錦ですね。
月もその彩どりに、酔いしれて。
終焉に相応しい佇まいを感謝致します。
おやすみなさいませ。
>例年、年の瀬まで紅葉を楽しめるお寺は鎌倉には三つある。
それはそれは、お楽しみですね。
寒くはないですか?(笑)
>瑞泉寺の先日の下見に続き、・・・
いやはや、下見までされるとは通ですね。
>浄智寺総門の向こうの黄色のもみじが見頃になっている。
「寶所在近」のりっぱな額の総門の背景が何ともいいですね。
>門をくぐれば紅葉も群れ成して。
素晴らしいです。
>鐘楼門へ向かう石段の右側に紅葉が並ぶ。もう見頃!
う~ん、石段と紅葉が見事なコラボです。
>惣門方面を振り向く。
うんうん、まるで自分が境内を歩いているかのような気分にさせていただいています。
>鐘楼門。ここのモミジは青いのも混じる。
これってグラデーションって呼ぶんでしたっけ?
>本堂前の銀杏の絨毯は色褪せてきたが、紅葉は鮮やかに。
強烈な紅色!!!
marboさんって今日は美術の先生みたいです(笑)
これでは、寒さも忘れますね。
今度は自分でカメラをかかえている気分です(笑)
>書院方面への道
味合い深いです。
>書院の庭園。四季折々、野趣に富む草花の群生を魅せてくれるが・・・
このような書院で読経や写経、学問しても接客の場所しても最高ですね。
西洋人でも茶の湯で接待でもしたら喜ぶ気がします。
>向かいの森の道。
いいです。
>布袋さまにご挨拶。今日は日向ぼっこか。
はっはっは、こんな所に座している布袋さまは特等席です。
>茶室から奥の庫裏と思われる建物の庭の紅葉もすごいのだが、
あっ、茶の湯の接待はこちらですね。
贅沢な建物の配置です。
>目の前に拡がる風景もお見事。紅葉と銀杏のハーモニー。
眺める人が立っているのがとてもいいです。
コーちゃんの休日、目が越路吹雪ですね!
>今年最後の下弦の月(夜明け)
私は今朝の公園で見上げておりました。
富士桟もご機嫌よさそうです。
有難うございました。
この時期の紅葉狩りは寒さが大敵ですが、日が照って風がなければOKですね。寒さにもだいぶ慣れました。
浄智寺は四季折々、紹介していますので、小父さんにもだいぶ馴染みができたのかと思います。布袋さまも顔なじみになられたのでは(笑)。
コーちゃんの絵、たしかに目が決め手ですね。遊亀先生、さすがですね。小津安二郎もこの奥にお母さんと住まわれていましたが、60歳の若さで旅立ちました。
これからの月は朝から昼近くまで見られるので楽しみです。
ありがとうございました。