こんばんわ。いよいよ年も押し迫りましたね。今日も展覧会の積み残しをひとつ。
鏑木清方記念美術館は地元でもあるし、シルバー世代の鎌倉市民は無料ということもあり、よく利用する。すでに終わった展覧会であるが、”溢れる詩情と浪漫 鏑木清方と中澤弘光”展を記録しておこう。今回は、清方だけではなく、ぼくの知らない画家、中澤弘光の作品をはじめて見ることができた。中澤弘光関連の小冊子もいただいたので、絵画の解説などはそれを参考にした。
中澤弘光(1874-1964)は、清方より4歳上で、同世代を生きた洋画家である。清方は、中澤の詩情豊かな画風を”理想的写実派”と高く評価し、彼が描いた舞妓や奈良の風景の小品を手元に置いていたという。ここでは洋画の作品ばかりだが、新版画も手掛けたこともあるようだ。以下、本展に飾られた作品のいくつかを紹介しよう。
中澤弘光 《舞妓》 昭和33年 弘光は旅好きで、国内ではとくに京都、奈良を好んだようだ。鴨川沿いの宿で舞妓さんを呼んで、モデルになってもらったとのこと。
中澤弘光《少婦》明治33年 弘光が師事した黒田清輝がフランスから持ち帰った外光派(自然光を感じさせる明るい色彩)の画風。背景の豊かな緑、夏の日差しが作り出す木陰、人物の涼やかな着物姿。油彩でありながらかろやかなタッチで描かれている。
中澤弘光《山の湯》大正2年 箱根の木賀温泉の情景。田山花袋との共著”温泉周遊”に収められている。浴場に満ちる湯気、水面にうつる人物の影など、”温泉の画家”といわれた弘光の卓越した表現。
以下、清方の作品3点
舞妓 昭和5年
清方 暮れゆく沼 明治33年
秋宵 明治36年
今年も随分、鏑木清方記念美術館に通ったが、来年も是非。
今朝の”明けの三日月”と薄紅富士。
月の出直後の”明けの三日月”。午前5時50分頃。
赤みがかっている。
日の出が近づく頃。
明後日(31日)が新月なので、明日、日の出前のわずかな時間で見えるかどうか。これが2024年、最後の月かも。
薄紅富士
夕富士
では、おやすみなさい。
いい夢を。
大谷選手夫妻にリトルルーキー!ドジャース、早くもお父さんを越える10億ドル先行契約か(笑)。
蔵出しはないとの想定を、冬の花火が上がったようです。
鏑木清方にぞっこんのわたくしへ、狙いを定めた?
ありがとうございます。
最高の贈り物です。
おやすみなさいませ。
>中澤弘光 《舞妓》 昭和33年
ということは、この作品は油彩ですか。
ぱっと見た時、不思議な感じがしました。
>中澤弘光《少婦》明治33年・・・油彩でありながらかろやかなタッチで描かれている。
上との印象は随分違いますね。
>中澤弘光《山の湯》大正2年
うわっ、こちらは何とも色っぽいですね。
>清方 舞妓 昭和5年
日本画に変わると何となくほっとします(笑)
>清方 暮れゆく沼 明治33年
何ともいいです。父が生まれた年ですね(笑)
>秋宵 明治36年
モダンですね。さて曲目は西洋音楽だったのか、金色夜叉みたいな邦楽だったのか?
今朝の”明けの三日月”と薄紅富士。
>月の出直後の”明けの三日月”。午前5時50分頃。
私も午前6時10分頃、ラジオ体操に出掛けて見上げていましたよ。
今朝は雲がかかっていましたね。
富士山の写真にはいつもウットリさせていただいています。
有難うございました。
清方の絵は日本画で印象はがらりと変わりますが、弘光とどこか通じるところがあったのでしょうね。
今もラジオ体操しているのですか。寒いでしょうに。お元気ですね。夜明けのお月さんはまたしばらく見えませんね。ありがとうございました。