『アウストラロピテクス』(ペトゥルポペクス著)
アフリカで生まれた初期の人類が、200万年の時を超えて生存していた。
ヒト科動物の系統樹の中で消えずに生き残ってきたのが、我々ホモ・サピエンスであるが、
ネアンデルタール人等の旧人として滅んだはずの種が生き残っている・・
・・だけではなく、やがて現生人類の我々にとって代わる時が来るのでは、
となると恐ろしい話になりますね。
進化の上限に達し、これ以上成長しない愚かな、
地球にとってがん細胞の様な現生人類は滅びの時を迎え、
人類の交代期にさしかかるのでは・・とまでは言ってませんが。
結構、読ませくれます。
で、思い出したのが、以前に読んだ
『ジェノサイド』(高木和明著)
この話は、もっと恐ろしい。
今の人類にとって変わる可能性の有る、
アフリカで発見されたある種族の殲滅(ジェノサイド)を図るという。
もしかすると、先の作品(本)に影響を受けたのかも・・
と言ったら、作者に怒られるかも知れませんね。
そう言えば、『猿の惑星』もこの流れかな。
ニュージェネレーションに対する恐怖と王位や覇権・領土を争う戦争とは、
等価かも知れませんね。