《いつくしみの特別聖年》の巡礼を先月で一通り終えた時に、カテドラルで証明書をいただいている私につられて、一緒に回っていた友人たちが、今からでも全部回りたいという思いに駆られたようだ。
私にとっては2回目になるが、一緒にミサに与って祈って回れればということで、10月4日にイグナチオ教会に行こうということを決めた。その時は、その日が何の日かなんて知らずに適当に決めたのである。
友人たちは、この日を最後の日にすべく、先月のうちに残っていたいくつかの教会を廻って、このイグナチオ教会を最後に「巡礼証明書」を発行してもらうということになった。
事前に「毎日のミサ」の式次第、朗読箇所のコピーを取ろうとページを開いたら、なんということだろう《アシジの聖フランシスコ》の記念日(祝日)であった。本当に素晴らしい日を偶然にしても選んだと思った。
もう一人、茨城県の友人も忙しそうだけど、一緒に行けないかなと思いメールをしたところ、何とか全部回ろうということで、同時期に3日間宿泊をして他の教会を廻る計画を立てていた。 彼女とは、3日も八王子教会の巡礼に付き添った。2人だけでロザリオ一連と指定のお祈りを唱え、さらに病気の友人の為に祈った。
そして、今日は4人でイグナチオ教会へ。
3人そろって巡礼証明書を発行することが出来ただけでも大きな喜びだった上に、聖フランシスコの祝日でもあり、さらに、朗読箇所はルカ福音書の「マルタとマリア」の有名なくだり。 司式司祭は、学生時代にもお話を伺ったことがある懐かしいG神父様で。 説教は、驚くほど短い時間で「マリアはいい選択をした。」ということについて話をされた。 短いけれど、これ以上ないくらいに心に響くいいお話を伺えた。 その後、地下クリプタで恩師のバリー先生のお墓参りをして恩師を偲び、地下聖堂に座って聖年の祈りを一緒に唱えた。本当に静かだけれども充実した時間を持てた。
その後、四ツ谷駅前の昔、先生とも行ったことがある、主婦会館のビュッフェエフfで1000円ランチ(食べ放題)へ。
いい1日を過ごせたことを4人で感謝し、無事に巡礼を終えたことも喜び合った。さらに、これからも時間を見つけてミサと教会巡りをしようと話し合った。