2016年6月の花
生花はアートです。
ただ、祭壇に生けるお花は、その日(月、週)の教会の典礼や時期の行事等に合わせたものになります。
折角生けるのであれば、じっくりと自分なりに心の準備と祈りを込めたお花を時間をかけて生けたいものです。
2年ほど前から、お花の係の方の何人かが、購入した花の領収証をきちんと提出していないということが発端となり、会計が集計に困ったということから、信徒のお花屋さんの所から届けてもらうことになりました。
一部の方々は、自分で花を探すのが難しいということから喜ばれてもいます。
ただ、その生ける当番の日に来ているお花を見ないと、どんな花が入っているのかわからないという問題点があります。
とてもいいお花を用意して下さっているので感謝です。
でも、自分が祈りながら準備していた予想、このような花を生けたいと意図していたものとはかなり違っていると、どう生けたらいいのかしばらく考え込んでしまいます。
全体の形やバランスも自分の技量とは違っているとちぐはぐなものになってしまいます。
アートフラワーの方には良いようなお花でも、和風の生花を長年習ってきたのとかなり違っているということもしばしばです。
最近の生花もかなり斬新なものになっています。そして、流派によってもかなり個性が違っています。
事前にお花屋さんに行って見てこれとこれという風に選べればいいのですけれど、家から離れているのでなかなか行くことが出来ません。
最近の当番のお花はちょっと迷いがあります。
ただ、折角美しく咲いているお花達をできるだけ引き立たせられるようにと、神様にお捧げする心だけでひたすら生ける時間を過ごしています。