どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

リサイタル

2008-05-21 10:40:04 | シュワッチ

リサイタルというより、ピアノ発表会。

ただ、あまりに素敵な場所を提供していただいた。ティーンエージャーの息子とはいろいろともめたり、妥協したり・・・、ドラマがあった。でも、なんともこの日を迎えられたことは幸せだった。

彼はいつに’なく緊張していた。前日までの減らず口がうそのようだ。それは仕方ない。私だってあの場に立てば緊張する。

ハイドンの高らかな音で演奏は始まった。次はブラームス。静かに終了したところで、私の出番。彼の緊張が伝わってくる分、意外に私は落ち着いていた。ここで、私が舞い上がってはどうしようもない・・・と、母親としての自制心が働く。というより、私は楽しくて仕方なかった。

息子は4歳でピアノのを始めた。リサイタルの当日の朝、実は、日本の彼のピアノの先生に電話をした。そして、彼のこと、思い出話をした。先生は、とっても喜んでくださった。私も今からは思いもよらないほど可愛らしかった、彼の4歳当時のことを思い出していた。だから、いつのまにか力量が逆転して、彼から色々と注文をつけられながらピアノを弾いていることが、なんだか楽しいやら、おかしいやらという気持ちになってきた。

話し戻って、落ち着いてはいたが、彼も間違え、私も間違えた演奏だった。でも、あれは、始めて聴いた人にはわからない間違いだと思う。だから上々のできだった。

さて、次は彼の得意なショパンに入る。三曲ショパンを弾いた。最後に持ってきた軍隊ポロネーズは力強く、大きな手を生かしたダイナミックな演奏だった。

シャイな彼は、ほとんど喋らないで演奏をしたが、終了後たくさんの日本人の方々が花束を下さった時には、感動したようだった。日本では発表会定番の花束もこちらではないらしい。アメリカ人の方もいらしたが、花束の習慣がないので、日本人の方々が用意をしてくださっていた。

その後、私が用意した真紅のバラの花束を、今の先生にお渡しした。先生は、驚かれ、そして彼をハグして、ジーンとした様子だった。

よしよし・・・と、感動の場面を演出した私は、大満足。

ところが、その後にまたしてもコメディーが待ち構えていた。

一度に書くともったいないので、次の回に書くことにする、

はっきりいって面白いよ。

コメント (3)
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