テニスのチームを組んで3年。毎年、ビアガーデンに行っている。今年も土曜日に、ビアガーデンで上半期の打ち上げをやった。
早いもので、今年で3回目を迎えた。毎年、少しずつ、雰囲気がよくなってきている。もともと雰囲気はいいのだけど、少しずつ本音が出てきたという意味で、よくなっている。
今年の後半の目標を個人で言い合ったのだが、ひとりの男性が、「ごめんなさい」を言わないようにしたいと発言した。
ダブルスは人間関係。ペアがいなければ試合には出られない。上手ならともかく、こんな自分と出てくれるペアには、私でなくても、たぶん皆が、お互いに感謝をしている。特に団体戦では6人が必要となる。6人が揃わなければ、試合には出られない。実は、人間関係が何より大事なスポーツでもある(今の、私たちのレベルにとってはです)
そして、テニスには、実は負けのパターンがある。圧倒的に相手が強い場合=歯が立たないパターン。そして、相手も強いかもしれないが、こちらがミスして、自分から負けていく=自主崩壊パターン。
実は、後者の方が、多いのかもしれない。ミスは、しないように気を付ければ気を付けるほど、繰り返してしまうという、不思議な連鎖を生みだす。試合という特殊な雰囲気が生み出すミスの連鎖だ。
試合に限らず、ペアが大事なダブルスでは、自分のミスを、ペア相手に謝る。「ごめんなさい」。でも、実は、この言葉が次に行く気持ちに、切り替えられない原因でもある。
社会生活において、「ごめんね~。私が悪かった。」 と思うことは、決して悪いことではないが、事、試合の場面では、自分の気持ちをいつまでも過去のミスに引き戻してしまう。
「ごめんね。私を許してね」の気持ちは、「次にポイントを取ってお詫びとさせてください」 の気持ちに変えていかなければならない。
だから、「ごめんなさい」は、やめようと全員で決めた。
そして、日曜の練習。ごめんなさい を普段どれだけ自分たちが使っているのかを思い知った。「ごめんなさい」を他の言葉に変えた。「○○○」
はてさて、この気持ちの切り替え効能は10月の団体戦で見られることになる。楽しみだ。
ただし、ひとつ注意しなければならないことが新たにできた。テニスの場を離れた時、「ごめんなさい」を使うことを忘れないようにすることだ。
頭のスイッチをしっかり意識しないと、ごちゃごちゃになりそうだ。