ワタクシ、疲れて帰ってきた２人がゆっくりできるように、と妙にハイになってしまっていて、朝から洗濯やら布団干しやら掃除機やらかけまくって、クタクタになってしまいました（＾＾；
ぼっちゃんが帰って来た時、玄関先で思わず抱きしめましたが、普段だったら絶対逃げるぼっちゃんがされるがままになっていたのは、彼もホッとしていたからなのでしょう。
地震に遭った時の話を聞くと・・・
部活が終わって楽器を片付けようとエレベーターに乗り込んだ瞬間、強い揺れを感じ、慌てて開ボタンを押し、閉まりかけたドアに足を突っ込むようにして脱出したそうです。
パニックにならずよく行動できたね～～～そういうところはイッセー君似だわ～～と母は感心しました。
その後、楽器を先生の研究室に仕舞ってから、その日学校に来ていた全員が２階のテラスに集合したところで２度目の揺れが。
学校のオブジェや屋上のアンテナがグラグラ動いていて、「やばいやばい！」とみんなで焦ったそうですが、壊れることはなかったそうです。
その後、徒歩や自転車で帰れる人は帰宅、となり、部長君は帰宅。
残った吹奏楽部のメンバーに楽器の片づけやら何やらをぼっちゃんが指示したそうです。
学校に泊まることになるかな・・・と思っていたときに、先に帰った部長君ともう一人から「２人なら泊まれるよ」「一人なら大丈夫」と連絡が入り、ぼっちゃんは部長君の家に泊めてもらえることになりました。
部長君の家に向かっている時にぼっちゃんが撮った写真です。
命令口調に事態のすごさが感じられます。。。
各駅しか停まらない駅に特急車両が停車していました。
トイレに行きたくなったぼっちゃん、駅が改札を開放していてくれたので、利用させてもらったそうです。
朝になって、一度学校に寄ってから家に帰ってきたそうです。
学校に泊まった学生もたくさんいて、同じクラスの女子や同じ部活の女子は女子更衣室に集まって夜を明かしたそうです。
色々な話をしていた時に、学校の事務の方から電話があり、何かと思ったら、昨日学校にいた学生の帰宅確認のために携帯の番号を聞いていたらしいのですが、ぼっちゃんの番号を聞き漏らしていたので、家に電話をかけました、とのこと。
きちんとした対応に感動して、お礼を何度も言ってしまいました。
そういえば、昨日、私が帰宅した時、ガスが止まってしまっていて、すごく焦ったのですが、もしかして元栓が閉じちゃってるのかしら、と見に行ったら自動停止してしまっているのがわかり、一瞬途方にくれました。
でも、メーターには復旧方法の紙がくっついていたことに気づき（今まで意識したことなかった～～）その通りにやったことをぼっちゃんに話したら、よく出来たじゃん、みたいな表情で見られました（爆）
どうも、私は、ぼっちゃんに無能力者と思われているらしい（^^;
しかし、まだイッセー君が帰ってきません。
無事なのはわかっていましたが、やはり顔を見ないと安心できない、とハラハラしていたのですが、１３時半過ぎに電車に乗った、という連絡が入り、４時過ぎにやっと帰宅することが出来ました。
イッセー君は、打ち合わせ中だったそうなのですが、余りの揺れに部長の部屋を飛び出し、オロオロしている部下を机の下に避難させながら、２階上の管理部に駆け上がって、今後の対応を考えにいったとのこと。
裏庭に避難したときに横揺れが来て、ビルがゆらゆら動くのを目の当たりにしたそうです。
入っているビルは食堂や宿泊棟もあるそうなのですが、イッセー君いわく【自分がよければそれでいい】人が多くて、気が休まらず、ほとんど寝ることは出来なかったらしいです。
地元の駅に着いたよ、と電話がかかってきたときはいてもたってもいられなくなり、途中まで迎えに行ってしまいました・・・
やっと家族で集まって、テレビを見ながら感じたのは、こうやって家族が揃うっていうことの大事さ。
当たり前の状態が、色々な偶然と幸運に支えられたものだということ。
我が家のこの幸せをかみ締めながら、出来ることを出来るだけ、被災した方々にしていきたい、と強く思ったのでした・・・
