

今日は実家の猫ハナちゃんについて書きます。
実家のハナちゃんを拾ったのは、ダンナと付き合っていた頃。
ダンナの寮に遊びにいく途中のことでした。
猫大好き(ストーカーともいう)ダンナが不意にかがみこみ「チュッチュッチュッ・・・」と猫を呼び始めました。
またかよ・・・とあきれていた私の足元に片手に乗ってしまうほどの大きさの白い物体が近づいてきて、スリスリ寄ってくるではありませんか。
見ると、目やに鼻水でベトベトなメスの子猫・・・まだ生後一ヶ月もたっていないのでは・・・という大きさでした。
思わず抱き上げた私、無言のままダンナと顔を見合わせ、そのまま片手に子猫を乗せて寮へ。
子猫は小皿に入れた牛乳をむせながら飲み、安心したのかダンナのシャツの上にチー・・・(--;
ご機嫌でベッド代わりのウイスキーの化粧箱の中でぐっすり眠っています。
「どうしよう??」
「ここじゃ飼えない」(当たり前)
「・・・実家に連れて行こう」
翌日、子猫は2時間の電車の旅をして(道中ずっと紙袋の中で爆睡)私の実家にたどり着きました。
私のばあちゃん(母がいない家だったので取締役は、ばあちゃん)、猫を一目見るなり、
「なんだね、返しておいで!!」
と言い放ちました。
当時ハタチのワタクシ、ここで涙を流してみました。
まるで小学生のような行動、と後でダンナが笑っていましたが・・・
私の涙をみて、ばあちゃんはしぶしぶ
「お父さん(自分の息子)に聞いてみなさい」と折れてくれました。
さて、とうちゃんは猫を見るなり
「おぉ、どうしたどうした」と抱き上げ、一発で我が家の一員と決定。
名前はハナちゃん。
あんなに怒ってたばあちゃんでしたが、実は根っからの動物好き。
一日中家にいて、世話をしてくれるばあちゃんにハナちゃんがなつくのは当たり前のこと。
なつかれれば可愛い、とまさにネコっ可愛がりのばあちゃん。
ばあちゃんが亡くなるまでの間、ハナちゃんは、ばあちゃんの一番の秘蔵っ子となりました。
写真は、ばちゃんの洗濯物干しを見学しているハナちゃんと、呼んだら振り返った姿です。