先日の伊勢街道ドライブ散策の続きです。
先日行ったところまで、幹線道路を使って行って、
そこからのスタートです。
細いぐねぐね道は、松阪の市街地に入ると、広い真っ直ぐな道へと変わり、
道の両側にはゆったりとした歩道があり、料理屋やホテルや銀行や、
いろいろな商店の新しいビルが並び、旧街道の趣はありません。
そして、大半の個人商店はシャッターが下りていました。
松阪も他の地方都市の例に漏れず、買い物客は幹線道路の広い駐車場のあるホームセンターや
イオンモールなどに集中しているようで寂しいです。
松阪城址の近くには武家長屋が、
また町中には本居宣長の屋敷や、豪商(三井)など松阪の名士らの跡地や旧宅などが丁寧に保存され一部公開されています。
でも、私たちは寄り道せずに、あっという間に通り過ぎ、また細いぐねぐね道へ。
細いぐねぐね道が大好きですが、問題は写真を撮りたいところを見つけても、
昔ながらの街道は道幅が狭くて駐車できないのです。
行ったり来たりして、空き家の前などに何とかスペースを見つけて車を止める、ということを繰り返します。
それも出来ず、撮影を断念、ということも多いのです。
人がいない所を撮影していますが、ここは普通に生活道路なのです。
昔の道がなぜ『ぐねぐね道』かというと、
人が長距離を歩く時は、まっすぐの道を歩き続けるのはとても疲れるのだそうです。
向こうまで見晴らすことが出来ないことで、歩き続けることが出来る、
少しづつ景色が変わることで、歩みを止めずに次へと進むことが出来る、
そうだよなーと思います。
この蔵の間を通り抜けると、田や畑が広がり、踏切りがありました。
人と自転車専用!
街道沿いはずーっと途切れなく家が並んでいますが、裏側は、田や畑だったんだ!
と、ちょっとびっくり。
松阪市市場庄の家々は「妻入り」が多く、
格子戸の会を作って、格子戸を保存し、家の前に屋号の札をぶらさげています。
「ぞうりや」「かごへい」などいろいろ面白い屋号がありました。
(伊勢地方では、注連縄は一年間かけたままで、お正月に新しいのに取替えます。)
私は助手席で「わ~すごい」とか「あれ見て見て、面白!」とか「きれい!」とか「いい所やな~」などと言い、
車は通り過ぎていきます。
↓ 元は米屋の倉庫のようです。
そんなこんなで、暗くなってきたので
この日は三渡川の畔、旧初瀬街道と交わる所(いがごえ追分)で終了、
約3時間余りのドライブでした。
次回はここから出発になります。
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