マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

「パンデミック」

2020-03-11 | book
「パニック」と語感が似ていますが、
パンデミックとは「主に、感染症が、国中で、あるいは世界中で流行する」ことだそうです。
新聞やネットでは、あいまいな情報が飛び交うばかりで
本当のことが分かりません。
今は冷静に感染症のことを少し勉強しようと、
図書館で何冊か本を借りてきました。
まず、クルーズ船の、コロナウイルス対策について、
勇気ある告発をした医師、岩田健太郎の本。
新しいのは貸し出し中だったので、少し古い本ですが3冊借りてきました。
1冊は医療現場の倫理問題が主題の対談。
対談相手は哲学者です。

『「医療につける薬」内田樹・鷲田清一に聞く』
岩田健太郎 / 筑摩選書・2014年

下の2冊は、著者が日頃から思ったり実行していることを書いています。
患者と医師が直面する様々な問題を語った本です。
権力志向、金儲けの医学や薬学の世界と、
インチキ健康本、に対する怒りが、
これらの本を書いた動機のように感じました。
平易な文章で読みやすいです。

まだ読み始めたばかりですが、教わるところが多そうです。
『インフルエンザ なぜ 毎年流行するのか』岩田健太郎
2018/KKベストセラーズ
『絶対に、医者に殺されない47の心得』岩田健太郎
2013/講談社

そして新刊のナショナルジオグラフィック社の
「パンデミック・マップ(伝染病の起源・拡大・根絶の歴史)」
「はじめに」で、イギリスで「コレラ(1854年)」が大流行した時に、
一人の医師が、患者の家を1軒1軒尋ね歩いて、丹念に書き込んだ地図を作成し、
感染源の井戸を見つけて、初めて、コレラの感染源は汚染された水である、
ということを突き止めたことが書かれています。
根絶された感染症(天然痘など)から、
SARSコロナウイルスまで多くの図版や地図で分かりやすく解説されています。
空気感染症、水系感染症、動物由来の感染症、
人から人への感染症、の4つの章に分かれています。

『ビジュアル・パンデミックマップ』サンドラ・ヘンペル 関谷冬華・訳 
2020/日経ナショナル・ジオグラフィック社  

図書館はありがたいです。







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