むーちゃんが一日だけ戻ってきたら２－１

１年に一度でいいから

あなたとの１日の時間をください

もしもらえたら何をしようか

+++

朝もやの森林で　再会の始まりです

私が先に待ってす

本当にくるのかな～～ってちょっと不安げに

深い朝もやが少し動いて一箇所が薄くなりました

そこから　あなたが現われました

大きく両手を広げて

おいで～～って

一瞬　動けなくなってしまった私

だって急に消えてしまったあなた　そのあなたがいる

おいで～～～とまた言ってる

走り込んで　あなたの胸に飛び込む私

泣きじゃくる私を　ギュって抱きしめた

そして　私の涙にチュしてくれた

ごめんな　急にこの世から　消える事になってしまって

言葉にならない私を　もっとギュッて抱きしめた

きょう一日だけだぞ　楽しく過ごそう

うん　手を繋いだ時　二人は見つめ合った

二人の愛は　もっともっと深くなってた

+

朝日が山の尾根から昇り光りはじめた



まるで二人の再会を優しく見守ってくれてるようだった

きれいだね・・・二人で見る山の朝日はオレンジ色をしてた



・・何しようか・・

むーちゃんが　口笛を吹いた

そしたら　なんと　トマトが何処からか走り寄って来た

もう～～そりゃすごい喜びようで

尻尾ちぎれちゃうよって感じでフリフリ

お耳ぺたぺたで　柴犬じゃなくなるよって感じで

どこへいってたの？　急にいなくなって寂しかったよ

ママと二人でずっと　待ったんだよ　

やっと会えたね　もうどこへも行かないでねって

今は会えた訳は言えなかった　

だってこんなにも喜んでいるんだもん

１日　楽しく過ごそうね





朝もやが　朝日とともに消えてしまい　キラキラの太陽が眩しい

緑がはてしなく　続く
大草原に白いテーブルが一つぽつんとあった

さぁ　行ってみようか

あなたは　私の手を取ってそこへ導く

傍でトマトがぴゅんぴょん　とび跳ねながらついてくる

わぁ～すごい　オレンジジュースにパンケーキ　果物　コーヒー　ハムエッグ

白いテーブルに　きれいなお皿に　並べられてあった

驚いてあなたの顔をみた

目で　いいだろ～て合図して得意げな顔だった

粋な計らいだね　　　さすがあなただね

そこで　楽しい朝食をとった

途中　嬉しいのに　涙がでてしまって　食べられなくなったら

パンケーキをフォークにさして　私の口に持ってきて

あ～ん　してごらんって　　美味しいぞって

うん　　あ～～ん　

トマトがテーブルの下で　ちょうだいちょうだいしてて笑えた

わたしにも　あ～んして

すごく楽しい時間だった

さぁ　何したいかい？　おまえの好きな事をしよう

う～～ん　わかんない　

何をしたいかなんか　わかんないよ　

ただ　あたなの傍にいるだけでいいよ

そうか・・・う～～どうしようかな～


そうだ！鎌倉へ　湘南の海に行こう　　トマトも一緒に

車に乗ってる私達　　先ずは砂浜へ行こう　トマト喜ぶぞって

そうだね　行こう行こう



砂場にすくと　トマトは　ニコリで　遊ぼう遊ぼうって

ボールを　あなたの前にポトンと置く

投げては持って来てね　今度は砂堀りだね

大きな穴をあけて　埋めてまた掘る　

そんなトマトを　微笑ましく見てる二人だった

そうだ・・・食べさせたいものがあるんだと

閃きました

このホットケーキ　喜ぶよね

すごく　満足げに食べてくれました

良かったよかった

＋

お昼はバーベキューしよう　　友達呼んでいいぞ

ホント～？　今まで心の支えになってくれた人達を呼んだ

全部　むーちゃんが作ってくれた




＋




みんな美味しい美味しいって食べてくれたね

よかった　よかった　楽しい時間が過ぎていった

お友達とさよならした


++++++続く+++++++



私の勝手な妄想劇です
でも・・そんな時間がすごく楽しいです
気がおかしくなった訳ではないので大丈夫ですよん

こうやって　強くなって行こうかと思ってます
忘れるのではなくって　想い出して絆をもっと強くするのです

小さな幸せさがしの方でも
むーちゃんの想い出話しを　続編で綴ってますので
足を運んでくださいね

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バラ　愛の行方シリーズ
言葉があふれ出る日々です
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