さみりがりやさん・・

山
左の尖ってるのは槍ヶ岳かな～？
むーちゃんの一番好きな山だね
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ちょっと時間あるし
お茶でも飲もうか？

ふっと前の席をみたら　
あなたがいた
会社帰り？仕事の途中？
いつものトレンチコート着てた

「脱いだら？」って言ったら
「いいんだ」とそのまま着てた

私が悲しそうな目で見たら
あなたは　もっと悲しそうな目で私を見た

二人は黙ってた

ただ・・ただ　ぽろぽろと頬に
涙が溢れ流れた

どうしようもない　この現実に・・

あなたも泣いてた
男だから涙は流さないけど
心が泣いてるのがわかった

二人の心は一つになって泣いた
ぽろぽろぽろと泣いた
二人とも　言葉もなくて
ただただ　見つめあって泣いた

あなたの心の中に私の心が溶けていった
私の心の中にあなたの心も溶けていった

その感触は・・せつない気持ち

ほんの一瞬だったけど
今の悲しい恋におちた

＋＋＋

帰りの電車の中で

＋＋＋

あなたの魂を感じた
あなたは人をいつも笑わしてたけど
本当はさみしがりやなんだね

肉体がある時は
豪快さのあなたがいたので
本当の魂のあなたはそれに身を潜めていた

肉体から魂が離れた今
やっと　わかってきた
あなたの事

いつも「お前の事ならなんでもわかるさ」
って言ってたあなた

今は言える「あなたの事ならなんでもわかるよ」って

今度は私があなたを癒してあげる
あなたの魂を手にとり・・
やわらかく包みたい

そっとそっと包みたい
やさしく　やさしく

私たちが行くまでは寂しいだろうけど
待っててね～

トマトがその時になったら
いつものように　口笛を吹いてあげて
迷わず・・あなたの元へいけるように

きっと満笑みの顔で突入していくよ

そして

私がその時になったら
何よりも早いスピードであなたの魂に飛び込むでしょう

だから・・・
待てってね・・・・

愛しいよ～早く会いたいよぉ

むーちゃん


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上のカフェでの出来事は空想物語ではないのです
久しぶりに会えたむーちゃんの姿でした

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